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｢お、いい匂いしてんなー｣
｢シャチさんいらっしゃい｣
小魚がほぼ揚がりきって夕飯が完成間近な所でシャチさんが顔を出した。
彼はよくこうして食堂に一番乗りする。
美味そうだなーといつも私の手元を見ていて、ご飯が完成すれば配膳を進んで手伝ってくれるのだ。
シャチさんは、私がペンギンさんと一緒にいない時はいつも影で支えてくれている。
一人でいれば声を掛けてくれるし、私の視線を感じればまた手招きをしてくれる、食料庫から米など重いものを運んでいるところに遭遇すれば、すかさずキッチンへと運んでくれるのだ。
他にもいっーぱい。
自分の自惚れかもしれないけれど、可愛がってもらっている…だなんて思う。
シャチさんのそんな行動は、ペンギンさんのように甘やかしてくれる…というよりは、寄り添ってくれる…というのがしっくりくるかもしれない。
｢なぁつまみ食いしてもいい？｣
｢いいよ、シャチさんが釣った魚だし｣
ひょいと一つ皿からつまみ上げて口に放り込めば、カリッといい咀嚼音が響く。
｢んーっやっぱ美味ェな！｣
｢シャチさんって、本当に美味しそうに食べてくれますね｣
だってめちゃくちゃ美味いもん…と、彼はニッと笑う。
料理人の冥利に尽くなぁ…嬉しい。
二週間ほど経った頃に、島に上陸してペンギンさんと街を散策していたのだけれど、色々と珍しくてキョロキョロとしていれば、いつの間にかはぐれてしまっていて焦った。
急に一人となってしまってじわじわと不安が募る。
迷子になったならその場を動かない方がいいと聞いたことがあるけれど、不安感に唆されてふらふらとペンギンさんを探す。
しばらくすれば数人の男がたむろっているのが視界に入り、なんだかヤダなとちらりと視線を向ければ、ニタリと笑った顔が映り込みヒッと喉が引き攣る。
身を固めて動けなくなってしまうと、自分の周りを囲われた。
一人なの？とか可愛いね、なんて言われているけれど、全然耳に残らない。
囲われた圧や、いつその手が飛んでくるのかと思うと恐怖でカタカタと身体が震えてきた。
イヤだ…どうしよう…。
なあ聞いてる？という言葉と共に手が伸びてきて悲鳴を上げそうになった時、ふと見知った物が目に飛び込んできた。
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もふもふ子(プロフ) - モノクロさん» すみません！コメント見落としていました( ;´꒳`;)リクエストありがとうございます！頑張って書きますので、待っていてくださいね♪私のお話でもっとペンギンを好きになってもらえたら嬉しいです！ぜひ結婚を前提にお付き合い下さい( *´꒳` ) (2023年1月20日 19時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - 初コメお邪魔します。リクです。ベルーガちゃんと、ペンギンの共闘かペンギンをベルーガが庇って怪我しちゃう的なヤツ書いてほしいです。作者様の書くペンギンかっこよすぎです。結婚前提に付き合ってください。 (2023年1月3日 19時) (レス) id: 668dfd3812 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - ライキさん» 喜んで頂けてよかったです(*^^*)リクエストありがとうございました！書いていてとても楽しかったです♪またお話を更新した歳はぜひ覗きに来てくださいっ (2022年11月19日 11時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
ライキ - うわぁぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！すごくすごいです！！語彙力がなくて申し訳ないんですけど…もうほんとに！！かわいいです！、ありがとうございます！ 理想以上すぎて！ありがとうございます！ずっと応援させてもらいます！！！ (2022年11月18日 18時) (レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - 防弾チョッキ（初心者）さん» そう言って頂けて嬉しいです！ホッとしました( ´▿` )リクエストありがとうございました！また更新した際は、ぜひ覗きに来てください♪ (2022年11月10日 18時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年10月26日 20時
