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船を下りて市場への道すがら、こうしてつなぎ以外の服で街を歩くのは新鮮でなんだか嬉しく楽しくなって、いつもはぐれないようにと繋がれている手に思わず力が入った。
その手の感覚に気付いたペンギンさんがこちらを見下ろして、何？と、とても柔い空気を纏って聞いてくる。
何でもないと笑えば、そう…と笑ってまた前を向いた。
ここはそんなに大きくない島だったけど、とても活気のある所だった。
市場に着いて溢れかえる人の多さに目が丸くなったもんだ。
｢何から買ってく？｣
｢うーん、まずはお米や小麦など重たいものを先に買って、請負人に船に持って行ってもらっておきましょう｣
オッケーと返事をしたペンギンさんと共に、次の島までにどの位の備蓄が必要か相談しながら購入していく。
まとめて購入したものは、請負人の荷車に乗せて運んでもらう。
船番のクルーが受け取ってくれるだろう。
次に青果を求めてその一角に来て、一際輝いて見えた気がした店で、どれを買っていこうか献立を思い浮かべながら真剣に悩む。
じゃがいもだけは、結構残った。
玉ねぎはあと2.3個だったし…と考えていれば、結構長い時間経って退屈になってしまったのか、するりと腹にペンギンさんの両手が絡んできて、肩に顎が乗せられた。
｢ごめんなさい。退屈になっちゃった？｣
｢全然。悩んでる姿がかわいいなーって｣
そう耳元で囁かれて、ヒッと肩が跳ね上げてしまう。
｢またあれ食べたいな。あれだよ…あれ｣
｢どれどれ？｣
｢思い出した！八宝菜！｣
肉と魚介と野菜が一度に全部食べれて、ご飯にも合うし最高！とペンギンさんが言う。
なら白菜がいるねーと、鮮度の良さそうなものを見繕っていき、多めに買っておくことにする。
白菜は万能、色々使えるしね。
｢あとあれも。ロールキャベツ！｣
｢ならキャベツも買いましょう｣
この前はコンソメスープだったけど、トマトスープのロールキャベツも美味しんだよと教えると、なら今度はそれがいいとペンギンさんの声が弾んだ。
こうして食べたいものを言って貰えるのは献立を考えるのに結構助かるので嬉しい。
｢おやまぁ、仲睦まじいねぇ〜｣
そうやって色々とご飯について話に花を咲かせていると、お店のおばさんが近寄ってきた。
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もふもふ子(プロフ) - モノクロさん» すみません！コメント見落としていました( ;´꒳`;)リクエストありがとうございます！頑張って書きますので、待っていてくださいね♪私のお話でもっとペンギンを好きになってもらえたら嬉しいです！ぜひ結婚を前提にお付き合い下さい( *´꒳` ) (2023年1月20日 19時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - 初コメお邪魔します。リクです。ベルーガちゃんと、ペンギンの共闘かペンギンをベルーガが庇って怪我しちゃう的なヤツ書いてほしいです。作者様の書くペンギンかっこよすぎです。結婚前提に付き合ってください。 (2023年1月3日 19時) (レス) id: 668dfd3812 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - ライキさん» 喜んで頂けてよかったです(*^^*)リクエストありがとうございました！書いていてとても楽しかったです♪またお話を更新した歳はぜひ覗きに来てくださいっ (2022年11月19日 11時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
ライキ - うわぁぁぁぁぁぁぁありがとうございます！！！！すごくすごいです！！語彙力がなくて申し訳ないんですけど…もうほんとに！！かわいいです！、ありがとうございます！ 理想以上すぎて！ありがとうございます！ずっと応援させてもらいます！！！ (2022年11月18日 18時) (レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - 防弾チョッキ（初心者）さん» そう言って頂けて嬉しいです！ホッとしました( ´▿` )リクエストありがとうございました！また更新した際は、ぜひ覗きに来てください♪ (2022年11月10日 18時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年10月26日 20時
