雛鳥の足跡…51こ ページ3
持ってきていた電伝虫が鳴り響き、失礼するよいと受話器を持ち上げた。
焦ったクルーの声が聞こえてきて、みなにも聞こえるように受話の音量を最大にする。
死角から急に姿を現した敵船の襲撃にあい、混乱して隊が整わず圧されているという。
チッとあちこちで舌打ちが聞こえ、各自腰を上げた時、最近よく耳に馴染んだ鈴を転がしたような声が聞こえてきて、動きを止めみな耳を傾けた。
その声はいつも以上に凛としていて、胸に響いてくる、上に立つ者の声だと思った。
その内容にみなニヤリと口元が上がる。
オオッ！とクルーの雄叫びが聞こえた所で受話を切れば、グラララと白ひげの大きな笑い声が響いた。
先行ってるよいと不死鳥の姿に変化し、マルコは飛びっ立った。
甲板へと降り立てば、隊が整うまでAはサポートへと回る。
きっと白ひげのたちのもとに連絡がいっているはずだ。
彼等が戻って来るまで、少しでも時間を稼げればいい。
ヒィッと悲鳴を上げ脚が竦んだクルーの背後から剣を突き立て相手を倒せば、こちらに輝かせた目を向けてきた。
さあと背を押せば、ありがとう！とその脚は軽快になり敵へと駆けていく。
Aが双剣を華麗に操る様は、動きに無駄がなく、くるくるとまるで舞い踊るように剣を振るう。
その美しい剣捌きに敵味方なく、見惚れてしまう。
でも、敵を容赦なく切り捨てていく様に、恐怖をも覚えた。
あいつを止めないとヤバイと一斉に襲いかかって来られても、背後から向けられる銃口は手首ごと切り落とし、横から伸びてくる剣を片手で弾き、もう片方の手の剣で胸へ突き立てる、正面からきたものにはタイミングよく避け、ふらついた所を回し蹴り地に伏した背へと剣を振り下ろす。
また背後から大剣が振りかぶられ、両手でそれを受け止めた。
力で敵わないのなんて分かりきっている。
見計らって力を緩め去なし、一瞬隙が生まれたうちに畳み掛ける。
そんな様を見せられ、Aが近づけば相手は身を引いて逃げていく。
敵に背を向けるだなんて馬鹿げているとAは容赦なく切り裂いていった。
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もふもふ子(プロフ) - ミクリさん» いえ、とんでもない！くっつく時を楽しみにしててください(*^^*) 本当に！マルコさんはどんなデートをしてくれるんでしょうかね。しっかりと計画する派か、その時の気分で行く所を決める派か…うん、マルコならどっちでもよい(*´艸`) (2023年3月1日 14時) (
レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
ミクリ - もふもふ子さん» ちゃんとした恋人になるストーリーは決まってたんですね！失礼いたしました（汗その時が楽しみです♪マルコとデート本当にしてみたい…ｗ (2023年2月28日 18時) (レス) id: dfbdb02535 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - ミクリさん» もう恋人のような関係ですが、本当に恋人になるタイミングは一応考えてあるんです〜( ^ω^)デートですねっ。じゃあ考えていたお話にプラスして考えてみます(˶'ᵕ'˶ )︎ (2023年2月28日 7時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
ミクリ - もふもふ子さん» クリスマスと内容が被ってしまうのでしたらいっその事どこかの島でバレンタインデートしちゃってください！！ｗなんならその番外編デートで恋人になっちゃっても良いですよ(/ω＼)既に恋人のようないちゃラブ具合ですが…ｗ (2023年2月26日 18時) (レス) id: dfbdb02535 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - いつもコメント下さりありがとうございます！番外編ばかりで申し訳ないです。バレンタインのお話はクリスマスに書いたお話と似てるな…と思ってやめちゃったんです( ᐛ )似ててもいい！ともし需要がおありでしたら、大遅刻ですが書かせて頂きます(*^^*) (2023年2月24日 20時) (レス) id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2022年9月27日 23時
