𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 54 番外編：𝚅𝙰𝙻𝙴𝙽𝚃𝙸𝙽𝙴’𝚂 𝙳𝙰𝚈 2 ページ5
｢あなたお名前は？｣
｢チィオだよっ｣
｢チィオちゃんね。可愛らしい名前だわ｣
何か得意なことや特技はある？と聞かれて、本物のペンギンより脚力が強いくらいと答えれば、ふむふむとお婆さんは考え込む。
うんあれにしましょうと呟いて、ちょっと待ってておくれとチィオを縁側にそっと置き室内へと入っていった。
海がすぐ側の綺麗な景色をぼうっと眺めていれば、しばらくしてお婆さんが戻ってきた。
炊きあがりに少し時間が掛かるからちょっと待っててねと頭を撫でられる。
何だろうと思いつつ、その間お婆さんとお喋りをして待った。
｢おばあちゃんはなんで街から離れた所に一人でいるの？｣
｢歳を取ってね、賑やかな街もいいけれど、ちょっと落ち着きたくなってね｣
でも結構人との交流はあるのよとお婆さんは笑う。
街で購入した食料などを届けに来てくれる人だったり、浜辺に遊びに来た子供たちが休憩しに訪れたり…今日はチィオちゃんが来てくれたわと微笑んだ。
隠居したはずだけれど、賑やかに楽しく過ごさせてもらってるわと言うお婆さんの顔はとても穏やかだった。
そろそろ炊きあがる頃だから入っておいでと部屋の中へと導いてもらう。
キッチンの床には木臼が置いてあり、そこで待っててねと言ってお婆さんはすぐに鍋を抱えて戻ってきて、鍋の中身をぼとりと木臼へ移した。
｢もち米…？｣
｢そうだよ。チィオちゃんの自慢の足で、餅を作るのを手伝ってくれるかい？｣
｢う、うんっ！それなら…トラスフォルマーレ：キング！そいやっ｣
コウテイペンギンは大きすぎるかも…とコウテイペンギンよりも少し小さいキングペンギンを選び変化する。
それを見て、まぁ！姿が変わるだなんてとお婆さんは驚き、さっき言った悪魔の実の能力だと説明すれば、そうなのかいと頷く。
もとは人間なんだろうけれど、喋ったり変化したのを目の当たりにすればやっぱり夢を見てる気分だわとお婆さんは笑った。
それじゃあと、火傷をしてはいけないからと足にカバーを付けてもらった。
うんしょと木臼によじ登れば準備は万端。
お婆さんも隣で水の入ったボールを手に持ち、うんと頷きあってチィオはぺたぺたともち米を踏み始めた。
｢たぁくさん気持ちを込めるといいわ｣
｢うん！｣
ぺたぺたぺたぺた。
チィオはもち米の粒がなくなりつるんとするまで一生懸命踏み続けた。
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つばめ - 彼女元の姿に戻った➕同時にペンぺん🐧ちゃんと恋人同士か最高他の皆とも仲良しで楽しそう (5月19日 1時) (
レス) @page50 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ローが風邪をひいてしまっているのでしょうがないですがそれでもコレは素敵です別のでローも出れば尚更👍 (5月19日 0時) (レス) @page31 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 入れ替えハプニング面白いです (5月19日 0時) (レス) @page30 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 通常版も含めて更新楽しみにしてます (2023年4月13日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - つばめさん» お返事遅くなりました(> <)ローの能力の暴走！それは面白そうですね！遅くなるかもしれませんが、リクエスト賜りました(*^^*) (2023年4月4日 0時) (レス) @page19 id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2023年2月4日 19時
