𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 65 番外編：𝑾𝒉𝒊𝒕𝒆 𝑫𝒂𝒚 2 ページ16
｢なに？ホントどうしたの皆？｣
チィオがローからベポに渡り、ごめーん！とキツく抱きしめられる。
そのあとにシャチに渡ってスリスリと頬ずりされ、最後にペンギンへと渡り今チィオはペンギンのつなぎの中へと大事にしまい込まれ顔だけが出ている。
｢濡れちゃうよ？ぺんぺん｣
｢構わない｣
ならいいけど…とチィオは身を任せた。
チィオがこの船を出ていってしまったんじゃないかということをシャチが話すと、チィオは何でそんな思考になるのと可笑しそうにケタケタ笑った。
｢お前何してたんだよ…｣
｢んー、暇だったから体力作り！｣
話し相手もいないしとくにやることもないし出来ないし、とりあえず暇だだから海に潜って船と並行して泳いでた！とチィオが言い、皆はハァ…と安堵の息を吐いた。
｢よかった、おれの大事な癒しが一人減るとこだった｣
｢大事なクルーって言ってくれます？｣
キャプテンを癒す為にこの船にいるんじゃないんだけど…とチィオは白い目をした。
｢っとと、完全に冷めちまう前に行こうぜ！｣
ハッと思い出したようにシャチが言い、そうだったと皆は腰を上げて船内に入り食堂へと向かった。
食堂に着けばチィオ専用の椅子に座らせてもらって、ジャジャーン！！と言って目の前に皿が置かれる。
｢わ、パンケーキだ！！え、なに、どうしたのこれ？｣
｢ほら、今日ホワイトデーだろ。おれたちからチィオにお返しだ｣
ペンギンにそう言われて、チィオの瞳がキラキラと輝きだす。
コレを皆で作るために自分は追い出されていたのかと、嬉しくなった。
｢生地、茶色いね｣
｢焦げてねーぞ。チョコレートを練りこんだ生地だ｣
シャチがそう言い、なるほど、とチィオは頷く。
他にバナナが散らされ、チョコレートソースが掛けられている。
バナナは乱切りで綺麗には盛り付けられていないし、チョコレートソースの掛け方もただのニョロニョロで正直見栄えはよろしくないが、みんながこれを自分の為に作ってくれたのだと思うとチィオはとても心踊った。
｢菓子を自分でよく作ってたっていうから、お前にとっては全然な出来かもしれないけど…｣
｢愛情はたーっぷり入れたぜ♡｣
｢はっぴーほわいとでー！！｣
｢これからもよろしくな｣
｢うわーい、みんなありがとー！！｣
皆の言葉にジーンときながら、頂きまーす！とチィオは目の前のパンケーキへとかぶりついた。
𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 66 番外編：𝑾𝒉𝒊𝒕𝒆 𝑫𝒂𝒚 3→←𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 64 番外編：𝑾𝒉𝒊𝒕𝒆 𝑫𝒂𝒚
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つばめ - 彼女元の姿に戻った➕同時にペンぺん🐧ちゃんと恋人同士か最高他の皆とも仲良しで楽しそう (5月19日 1時) (
レス) @page50 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ローが風邪をひいてしまっているのでしょうがないですがそれでもコレは素敵です別のでローも出れば尚更👍 (5月19日 0時) (レス) @page31 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 入れ替えハプニング面白いです (5月19日 0時) (レス) @page30 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 通常版も含めて更新楽しみにしてます (2023年4月13日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - つばめさん» お返事遅くなりました(> <)ローの能力の暴走！それは面白そうですね！遅くなるかもしれませんが、リクエスト賜りました(*^^*) (2023年4月4日 0時) (レス) @page19 id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2023年2月4日 19時
