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その10 ページ11

貴「それ、私の意思でしか外れないですよ。それか私が死なないと。」

右手首に繋がった鎖をジャラリと見せつけた。

ク「ふざけるな!!なら殺す!!!」

腰に付いた剣に手を伸ばす。

貴「良いですけど、今自分に何が起こったかお忘れで?」

ピタッと一瞬動きが止まった。

ク「・・・まさか。」

血が登った顔色がさぁっと青くなってゆく。

貴「ご理解が早くて助かります。今貴方にかかっているのは私の能力の1つ、隷属の鎖。これはお互いの体の感覚外傷内傷全て。そして生死さえも共有する完全な奥の手。私1人に対し1人だけを条件に相手に触れる事で発動出来ます。」

ク「貴様このおれの首を狙うとは・・・、どこの海賊だ!?それとも賞金稼ぎか!?ママを敵に回すとはとんだ愚かな事を・・・」

貴「?あぁ、すみません、違いますよ。私はあなたがたに故郷を人質に取られた哀れな医者です。」

ク「・・・は?医者?」

貴「はい。」

ク「ふざけるな!!もっとタチが悪い!!近寄るな離れろ!!消えろ!!」

一瞬で部屋の隅まで距離を置かれた。

貴『めっちゃ威嚇されてる。見たことあるなこれ、アレだ。動物病院で怯える猫だ。』

その内2人の間の鎖と首輪が透明になりだした。

ク「あっ?消えてくじゃないか・・・。」

貴「あぁ、これ発動から少ししたら透明になるだけで効力が消えるわけじゃないですよ。変なプレイだと思われたくないじゃないですか。ほら。」

折れた肋を少し力を入れて触る。

ク「痛っつつぁぁあ!!!やめろ!!触るな!!」

貴「めっちゃ痛がりますね。反応楽しいわー。注射嫌いなのも納得しますね。」

ク「はっ!?お前なんでその事を・・・?」

貴「あぁ、カタクリ様やご家族の方からうかがいました。というか私が無理矢理連れてこられたのほぼその貴方のせいですから。これくらい自業自得だと思って下さい。」

ク「ーーー!!絶対に嫌だぁぁあああ!!!」


ーーーーーーーーーーー

数分後、部屋の破壊とクラッカーの騒ぐ声で異常を察した兵士たちにカタクリが呼ばれ、今、カタクリの前で私とクラッカーは正座させられている。

カ「・・・。状況は理解した。ただではすまないだろうとは思っていたがまさかそんな能力があったとはな・・・。」

貴「カタクリ様との戦いでは触れることも出来なかったので。」

ク「つーか。なんでおれまで正座なんだよ兄貴!!なんでこんな奴連れてきたんだ!!付き添ってくれてたら見聞色で未来も見えただろ!!」

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設定タグ:ワンピース , クラッカー , シャーロット家   
作品ジャンル:アニメ
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不登校の自殺志願者 - こうしんぉぉぉぉぉぉ!!ってかめちゃくちゃ面白いじゃないか!!夢主の性格好き!サドスティックな感じがいい!! (2019年5月15日 0時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椎名 | 作成日時:2019年4月9日 23時

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