第6話＿助けて…誰か… ページ9
今日は終わって家に帰る
部活に入っていないけど、さっきまで暗殺技術面向上の為と、烏間先生と少しの生徒が残って訓練をしていた
だから割と暗い
7月半ばでも7時過ぎだと暗いか…
何故か身震いしたので自転車をもっと走らせる
心地良い風が吹く
＿＿今日で色んなことがあったな…
暗殺や…
初めての感情とか…
烏間先生という『先生』に出会えたこと
この３つが私にとって一番の出来事だったな
あ…E組に落ちたのも大きな出来事か
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
『花倉！大丈夫か？！』
『はいっ…先生、ありがとうございます』
『お前は綺麗だから嫉妬されるんだろうな！…だがな、辛い時は俺に言ってくれ！何時でもお前を助けてやる』
『先生…』
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿わかってる
もう、過去の話なんてことは
笑っちゃうよね…
初恋の相手が先生だなんて
だから…裏切られて…
分かってた。結ばれないことが
仕事として接してくれてたのも
いつもヒーローみたいに助けてくれる貴方が…大好きで大好きでたまらなかった
でも貴方は…違った
もう…何でもいいから…
振りでも良かった
また…助けて欲しかった
不意に涙が溢れた
それを乱暴に袖で拭き取る
誰でもいいの…誰でも…
誰か…助けて…
☆
「はぁー…もう考えないようにしてたのに」
＿＿もう泣いたってバレないかな？
泣き顔は戻ったかな？
手鏡を何度も見て確認する
「よし、大丈夫！」
鍵を開け、家に入る
「亜紀乃お帰りなさい！今日は遅かったね」
「うん」
「今日ご飯は？」
「おかし食べるからいらない」
最近こんな感じ…
昼とかは頑張って食べるけど食欲が無い
E組行きが決まってからの一週間は…本当に…本当に辛かった
ダメダメ…こんなこと考えるのはやめよう
確か、最も得意な教科トップで学年一位取ればいいんだよね！
…でもなぁ…これといったのが無い
国語にするかー！
生物とか得意だけど物理の分野入るし…
生物…は、先生が得意な教科に変えてくれたんだよね…
て、
なんで無意識に考えるの？
違う…もう先生じゃない
だめ
あの人はもう居ない
あの人はもう死んだんだ
☆
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都合により名無し - 画像ってどう載せてるんですか (2015年7月25日 15時) (
レス) id: 770e7feb47 (このIDを非表示/違反報告)
萌萌☆(プロフ) - ひーさん» おぉう、ありがとうございます☆えっ嬉しい！頑張ります☆ (2015年5月4日 14時) (レス) id: 0ef7090dab (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - こんにちわ！ こちらにも来てみました☆← 更新頑張ってください！ (2015年5月4日 11時) (レス) id: 567b5560c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萌萌? | 作成日時：2015年4月26日 22時
