星が煌めく夜空の下で私は微笑む。【kz】

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ガラッ




堂々と、ね。




クラスの皆と先生が驚いたようにこっちを凝視している。




もちろん、唯香も。




「た、立花さん、どこにいってたの？」




先生が遠慮がちに質問する。




「お腹痛くてお手洗いにいました。




遅れてすみません。」




落ち着いて話すと、皆が安堵の表情を見せる。




そうなの、と言った先生もホッとしたのか口調が柔らかくなった。




私、優等生だもん。




イメージだけは壊しちゃダメよね。





席につくと皆が前を向いて集中しだし、先生も授業を再開した。




「大丈夫？」




遠慮がちに聞いてきた唯香にはにかむ。




「うん、平気。ありがとう。」




授業中だから、いつもの貼り付けた笑みを向けて。




それを見て悲しそうに微笑む唯香。




ごめんね、ごめんね。




今だけ、だから。




メモ帳をペンケースから取り出し、サラサラと字を流れるように書いて唯香の机においた。




放課後残って、という文面のメモ帳を。

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