検索窓
今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:91,070 hit

sixty-three ページ13

「あのさぁ、あーゆーことされると困るんだよね。




来るなら来てもいいけど、っていうか個人の勝手だけど、




私がヤバイやつだって思われるじゃん。




もーぅ!」




冷酷って思ってたけど、案外明るい。




慌てたりするんだ。




「で、話って何?」




聞いたらすぐ帰るから、とさりげなく優しい立花に感謝する。




「あのっ、、、」




立花の前に行き、頭を下げた。




「ごめんなさい。」




「それ、この前も聞いたけど。」




「違う、この前のは違うの。




あれは、違うの。」




「は、何が違うのよ?」




「言い訳みたいになっちゃうけど、あのグループ抜けた。」




訳を話すと、目を見開いてこっちを見れられる。




「やっば。




そんなこと、するんだ。




でも、あなたがちゃんと謝りに来たのは意外。」




さっきより、柔らかく微笑まれる。




ほら、こういうところが羨ましくて嫉妬してたんだ。




何だかんだ優しくて、人一倍思いやりがあって。




「ほんとに、ごめんなさい。




初めは嫉妬だった。




でも、段々強くなってくいじめに驚く反面、そこまでしちゃってた自分に怖くなって、、、




この前みたいに、許せとは言わない、、、っから。




だから、謝らせて、、、!」




堪えきれなくなった涙が溢れ出した。




あたしは、




最近たくさん泣いちゃうな、なんて自分のことを恥ずかしがってた。

sixty-four→←sixty-two



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (132 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
58人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

こはく - 今まで読んできた作品の何で一番感動しました!素敵な作品を書いてくれてありがとうございました。 (11月19日 21時) (レス) @page41 id: da4a51b810 (このIDを非表示/違反報告)
Mirei - とても感動しました!!これからも頑張ってください!! (2022年8月19日 12時) (レス) @page41 id: 07e04a7ecd (このIDを非表示/違反報告)
彼方 - こんなに素敵なお話を書いてくださり本当にありがとうございます!!泣きました!これからも色々なお話よろしくお願いします! (2022年1月12日 19時) (レス) @page41 id: be87187744 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品を見てとっても感動しました (2021年6月20日 0時) (レス) id: f67671a5a5 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 月海さん» 懐かしすぎて…((何度読み返しても泣くよね← (2020年12月15日 15時) (レス) id: eb71493e70 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月海 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/moe181031suzuki  
作成日時:2020年2月19日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。