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これは、宮本たちに言いにいくときの話。
「皆、どおしたのぉ?」
イライラする甘ったるい声。
もともとウザかったけど、立花にいじめられてたって聞いて同情してたから、我慢してた。
でも、今までのことがすべて偽りだったこと、
真実を知ってしまい、我慢なんて出来なくなった。
俺は、とうとう我慢してたものを吐き出しそうになって、黒木に止められた。
首をゆっくり振られ、思わず黙り込む。
「ゆりあ、お前嘘ついてたのか?今まで。」
比較的、優しい口調で若武が語りかける。
これも、作戦のひとつだ。
俺らは、黒木のコネから証拠を結びつけた確実な調査を行った。
でも、証言で立花を傷つけたという過去が俺らにはある。
これ以上失敗をしない、誰も傷つけないために、怒りを抑えて優しく言っているのだ。
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こはく - 今まで読んできた作品の何で一番感動しました!素敵な作品を書いてくれてありがとうございました。 (11月19日 21時) (レス) @page41 id: da4a51b810 (このIDを非表示/違反報告)
Mirei - とても感動しました!!これからも頑張ってください!! (2022年8月19日 12時) (レス) @page41 id: 07e04a7ecd (このIDを非表示/違反報告)
彼方 - こんなに素敵なお話を書いてくださり本当にありがとうございます!!泣きました!これからも色々なお話よろしくお願いします! (2022年1月12日 19時) (レス) @page41 id: be87187744 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - この作品を見てとっても感動しました (2021年6月20日 0時) (レス) id: f67671a5a5 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 月海さん» 懐かしすぎて…((何度読み返しても泣くよね← (2020年12月15日 15時) (レス) id: eb71493e70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月海 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/moe181031suzuki
作成日時:2020年2月19日 19時