柔らかい笑み ページ47
｢外部の人間なら、しかも異性になら、話してくれると思った。だから私を助けてくれたんですよね｣
｢あーあ…バレちゃったか｣
へにょ、と笑うローレンさん。
｢そうだよ、君は初めて会った時、家が無くて、誰も頼れる人なんて居なくて…この世界を呪ってる目をしてた｣
そう言われて、初めてローレンさんに会った日の事を思い出す。
あの時の私は目に映る全てを嫌って生きていた。
生きる意味なんて無くて、それでも朝が来ることに嫌気がさしていた。
｢家政婦なんてのは建前。でも、アクシアの辛さの原因を探ってほしかった訳じゃなくて、ただアクシアが心を許せるような存在がいればいいなって思って声をかけた｣
｢そうだったんですね…｣
｢でも、Aはアクシアの悩みや心の内を明かしてくれたし、1度でも、アクシアが前を向くきっかけになってくれた。｣
｢すっげー感謝してんだよ？｣
シェアハウスのみんなの事を話している時のような、柔らかい笑み。
まるで、ローレンさんの中で彼らと同じ枠組みに入れて貰えたような気がして、すごく嬉しく感じた。
｢はぁ〜〜〜〜〜｣
｢ふっかいため息ですねぇ、レオスくん｣
Aとローレンがリビングで話している時、レオスの部屋のベランダには毒煙をふかすマッドサイエンティストと微量のアルコールを摂取する大学教授がいた。
｢何なんでしょうね、あの女は…｣
｢あの女…？ああ、Aくんの事ですね｣
｢何が出来るわけでも無いんだから、何もしなければいいんですよ。足を引っ張られると困ります〜｣
明日の事を考えて眉間に皺を寄せるレオス。
彼は異分子であるAが下手なことをしないか案じている。
｢…度々思ってたんだけど、レオスくん彼女への当たり強くない？｣
そんなレオスにオリバーが酒を揺らして尋ねた。
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頭華(プロフ) - くらげさん» えへへ…コメントありがとうございます♡ (2021年10月5日 22時) (
レス) id: f03d065939 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ヒィ…おそろしい…axくん…まさかここでクローンネタがくるとはって感じです想像の斜め上をいかれた流石すぎる…本日もお疲れ様です (2021年9月28日 17時) (レス) @page41 id: 8ae060a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
頭華(プロフ) - Fineさん» コメントありがとうございます！勝手に脳内で博士の声で再生してしまいました笑 アクシア君の抱えているものがうまく描写できてたらいいな… 頭抱えて飛んで頂けたら幸いです！ (2021年9月28日 2時) (レス) id: f03d065939 (このIDを非表示/違反報告)
頭華(プロフ) - くらげさん» ありがとうございます！重たいですよね笑表情筋ぶっ壊れてほしいですねぇ〜 (2021年9月28日 1時) (レス) id: f03d065939 (このIDを非表示/違反報告)
Fine(プロフ) - あぁぁあぁぁあ何ですかこれぇ！？！？！？ｱﾞｱﾞｱﾞ重くて好き〜こんなの待ってました〜！！！！私の心臓が持ちませーん！いつも更新楽しみにしてます！アクシア……君は一体何を抱えているのかい……それ次第では私は頭抱えて飛ぶぞ……。 (2021年9月26日 16時) (レス) @page37 id: f4f4fca585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：頭華 | 作成日時：2021年9月5日 2時
