知らない23 ページ24
ショッピside
「______ww。」
『____！？』
「…あぁ、なかようなったんか。」
社長室の前を通り過ぎようとしたときに、ゾムさんやロボロさんの声と共にAの声がしたことで驚いた。
殴られているのか？とも思ったが、笑い声が聞こえるし、なによりAが楽しそうだから問題ないだろう。
…けれど、たとえAが泣いていたとしても俺には其処に入る勇気なんてないのだろう。
情けないことだ。
盗み聞きのつもりではないが、少し話を聞いておきたいなと皆さんの声に耳を傾ける。
「_____あの日の悲劇を繰り返せぇへんように。」
「…！」
扉越しに、けれどもはっきり聞こえたロボロさんの声が、胸に刺さる。
きっと、皆さんは「悲劇」から前に進もうとしてるんやろな。
……俺は、ずっと前に進まれんままや。
×
あの頃、俺はこの会社ではない、違う会社に勤めていた。
毎日が忙しくて、けれども楽しくて。
ある日、
たまたま幼馴染こと、架詠の会社の近くに来ていた。
_____それが、今のこの会社で。
まだ帰る時間やないやろうし、久しぶりに会って一緒に飯でも食おうかな〜って、呑気にそんなことを考えていたのだ。
最近連絡取ってなかったから、ビックリするやろうなぁ。
と、先のことを考えては笑っていた。
会社の入り口まであともう少しと言う時に、
違和感を感じて、ふと上を見上げた。
「…？なんや、アレ。」
見上げたことによってハッキリと視界に映ったその屋上には、屋上の縁に立つ人影が一つ。
後ろ髪の毛しか見えなかったが、案外それが誰なのかは直ぐに分かった。
…いや、わかってしまったと言った方がいいかもしれない。
ふらりと斜めになったその人影は、物凄いスピードで宙を駆けて、俺の元へと落ちてくる。
たった数秒の筈なのに、其れはとても長く感じられた。
「_______っ、架詠！！」
助けたかった、受け止めてやりたかった。
けれど、あんなに高いところから落ちてきた人間を受け止められる訳もない。
俺の直ぐ前に堕ちた架詠は、自分を、世界を嗤っていた。
先輩が憎いわけじゃない、
復讐をしたいわけでもない。
ましてや架詠を愛していたわけでもない。
____が。
けれど、やはり幼馴染の影を追ってしまうのは。
…きっと、いけないことなのだろう。
――――――
どうもモブです。
面白くなってきましたねー！(性格悪い)
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ネオンムーン(プロフ) - 闇夜さん» ありがとうございます。とても嬉しく思います。 (2020年6月29日 5時) (
レス) id: cbec7e84fa (このIDを非表示/違反報告)
闇夜(プロフ) - 一人一人皆さんすごいです！だから私は私他の人は他の人ということで！気にしなくで大丈夫かなって思います！上から目線て失礼しました(笑) (2020年6月29日 1時) (レス) id: 5b80112fa8 (このIDを非表示/違反報告)
モブＡ(プロフ) - 闇夜さん» コメントありがとうございます！いやぁ皆さん凄いですよね、置いてかれないよう頑張らないとです…！これならも精進していきますのでどうぞよろしくお願いします！ありがとうございました！！ (2020年6月28日 23時) (レス) id: b95d8c05d7 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンムーン(プロフ) - 闇夜さん» あ分かりましたー！直しておきますね！ありがとうございます！ほんと皆さん凄いですよね…。それに比べて私は……。 (2020年6月28日 23時) (レス) id: cbec7e84fa (このIDを非表示/違反報告)
闇夜(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！！ちょっと白色のセリフが読みにくいかな〜なんて…ごめんなさい！これからも応援してます！ (2020年6月28日 22時) (レス) id: 5b80112fa8 (このIDを非表示/違反報告)
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