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「慣れない事無理してやるから」
『してない』
「じゃあこれは何」
『転んだ』
「嘘つけ」
素直じゃないAはこうして否定するけど、結局は足の間で大人しく僕の手当を受ける。
いつもなら意地を張って手当すらも受けようとしないけど、それをしないって事は多分相当我慢してたんだと思う。
『…オッパ達も気付かなかったのに』
僕の手当をじっと見つめながら、Aはボソリと呟く。
「僕がどれだけAの事見てると思ってんの？」
『…変態』
「褒め言葉として受け取っとく。」
その言葉にふっと笑うA。
やっと笑ったAに安心して、僕は短くなったAの髪の毛にそっと触れる。
『何？くすぐったいんだけど。』
そんな事を言いながら、Aはいつの間にか僕の持ってきたバナナキックを食べ始める。
僕も食べたくなって顔を近づけて口を開ければ、呆れながらもちゃんと放り込んでくれるA。
呆れてるけど、それ僕のだからね？
…別にいいけどさ！
「いや、短くなったなーと思って」
僕の言葉に、バナナキックの入った口をもぐもぐさせながら、Aはあぁ。とさほど興味がないように言う。
『グクは長い方がいいの？』
「そーゆーわけじゃないけど…」
だけどAの長い髪が名残り惜しいのも事実で。男しかいないグループの中で、Aの髪は唯一華があって綺麗だった。
その存在が無くなるというのも、少しだけ寂しかったりする。
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のあ(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます!!とっても嬉しいです!!精一杯頑張らせていただきます!! (2020年2月4日 19時) (
レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - めちゃくちゃ面白いです！頑張ってください (2020年2月4日 2時) (レス) id: 4d0761b887 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» そんな風に言って貰えて光栄です(泣)ロゼさんの事応援しながらたくさん更新して待ってます!!頑張ってください!! (2020年1月30日 7時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ - ぐわぁぁぁぁぁ 既に涙がﾎﾟﾂﾘと…w悲しい感じの話が好きなんで私には嬉しいですw でも…受験終わるまで没収されるので続きが……読めない…ттあぁぁぁぁぁ… (2020年1月28日 19時) (レス) id: e951c39958 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» 楽しみましょう!!!!!作者、悲しい感じのお話しか書けないんですよね…((楽しみにしててください!! (2020年1月28日 6時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ | 作成日時：2020年1月14日 11時
