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「…ごめんね」
『オッパ？』
俺の隣でアイスを食べながら、Aは不思議そうに俺の顔を覗く。
「Aは俺達の大切な仲間だよ」
思いがけないその言葉に、Aは目を見開く。
けれど、俺の顔を見るとすぐに笑顔になって言う。
『ありがとうございます。…でも大丈夫ですよ？』
そういった彼女がどこか寂しそうで。
何もしてあげられない自分に嫌気がさす。
NJ「A、強がらなくたっていいんだよ。」
HS「オッパ達にもその辛さを分けてよ」
そんな俺達に気付いたみんなが、口々にAに声をかける。
けれど、
『仕方ない事なんです。』
Aは決して、俺たちに弱さを見せない。
『もし私が出たら、デビューする前にBTSのイメージは悪くなる。
みんな、なんで女が？って思う。
そしたら、上に上がる事は難しい。』
JK「っそんな事！『あるんだよ。…私が女だから。』っ！…｣
反論しようとしたジョングクを優しく、けれど威圧ある声で止める。
『私はテヒョンオッパとは違う。
期待をされて非公開なわけじゃない。
私が紅一点だから。たったそれだけ。』
JM「…A…。」
『でも、そんなのずっと前からわかってた。
このグループに入った時に、もう覚悟は決めましたから。』
そう言って、彼女はさも悲しくないよというふうに笑う。
そう、あくまで自然に、本心から思っているように。
『あ、もうテヒョンオッパお風呂出ましたかね？先、入って来ますね！』
何も言えなくなった俺たちに気を遣って、Aは『テヒョンオッパー？』と叫びながら脱衣場に向かう。
彼女は俺たちがこれ以上心配しないように、事実を告げた。
分かってはいても、俺達が本人の口から聞く事はそれほどの意味を表していて。
そして、あえてテヒョンがいない時にこの話を伝えた意味も。
テヒョンが出てきた時には、もういつも通りのみんなに戻っていた。
ーーーーーー作者よりーーーーーーー
いつの間にかお気に入り登録者数700人越えありがとうございます!!
めちゃくちゃ嬉しいです!!
もう私涙で前が見えません((
評価やコメントもとっても元気をいただきます!
これからも精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!!!!!
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のあ(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます!!とっても嬉しいです!!精一杯頑張らせていただきます!! (2020年2月4日 19時) (
レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - めちゃくちゃ面白いです！頑張ってください (2020年2月4日 2時) (レス) id: 4d0761b887 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» そんな風に言って貰えて光栄です(泣)ロゼさんの事応援しながらたくさん更新して待ってます!!頑張ってください!! (2020年1月30日 7時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ - ぐわぁぁぁぁぁ 既に涙がﾎﾟﾂﾘと…w悲しい感じの話が好きなんで私には嬉しいですw でも…受験終わるまで没収されるので続きが……読めない…ттあぁぁぁぁぁ… (2020年1月28日 19時) (レス) id: e951c39958 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» 楽しみましょう!!!!!作者、悲しい感じのお話しか書けないんですよね…((楽しみにしててください!! (2020年1月28日 6時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ | 作成日時：2020年1月14日 11時
