作者の欲が出た回 ページ5
『今日も仕事疲れた……』
「Aまだ仕事終わってないよ」
彼女は職場の同僚の千桜(ちさ)。
ちょっとふわふわしていてどこか危なっかしい子だ。
『ううーーでもあと1時間!』
千「がんばろーおー」
そんな呑気な会話をしていた時お客様が来た。
『いらっしゃいませ。気になる物がございましたらお声がけ下さい。』
「……」
ななななな、なんか真っ黒な人がいらっしゃった!!
でも髪の毛綺麗…銀髪って珍しい…
なんかキューティクルがえぐいぞ…
……なんだキューティクルがえぐいって
自分で言っといてなんだけど。
「おい」
『は、はい』
「これをもらう」
『かしこまりました。』
なんと?!
この店で1番高価な鞄を!!!
とんでもない金持ちだ……
でもこの鞄ぴんくなんです。
絶対この人の趣味ではない、と思う。
えっだって全身まっくろくろすけの人がぴんくの鞄だよ?!
絶対彼女だ!!
『恋人さんへのプレゼントですか?』
「あ゛ぁ゛?!」
『す、すみません。余計なことを…』
こっっわっ!!
えっ何今の。怖いんだけど?!
このくらいの会話いつもお客様とするよ?!
なんでキレられたの私!!
『お支払いはどうなさいますか?』
「現金で払う」
……は?
『現金で一括ですか?』
「あぁ」
What's?
この店1高価な鞄を現金で一括だと?!
そんな店で働いてる私らでもそんな人に出会ったことないんですけど…
『かしこまりました。では○○円お願いします。』
そして本当に現金で一括払いして行った。
『ぜひまたお越し下さいませ。』
〜仕事終わり〜
『千桜!!最後に来たお客様やばかった!』
千「まさかあの鞄を一括なんてすごいなー」
『凄いどころの話じゃないよ!おかしいよ!金持ち憎いっ!!』
千「ああ、ただ悔しかっただけなんだね」
『だって!あんな事1回やってみたい!かっこいいじゃん!』
千「まあこの仕事やってると思うかもねー」
『はあ、いつか金持ちと結婚したいな』
それから数週間後金持ちハイスペックな運命の人に出会う事になるなんて彼女は知らない。
〜その頃のまっくろくろすけは〜
「おい、これで仮は返したぞ」
「あら、本当に買ってくれたのね。このバック高かったでしょうに」
「ふん。テメーに貸し作ったままにするより遥かにマシだ。」
金髪美女にプレゼントしていた。
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リリアン(プロフ) - 嶺(REI)さん» また、楽しみにしています。 (2018年4月18日 13時) (レス) id: 32d6b2ab30 (このIDを非表示/違反報告)
嶺(REI)(プロフ) - リリアンさん» ありがとうございます!喜んでもらえて良かったですm(_ _)m (2018年4月18日 11時) (レス) id: 0da2ff192f (このIDを非表示/違反報告)
リリアン(プロフ) - 素敵なお話でした^^キュンキュンしました。 (2018年4月18日 10時) (レス) id: 32d6b2ab30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嶺(REI) | 作成日時:2018年4月18日 0時