7 ページ8
慌ててそう言うとシャオちゃんはハッと慌てたようにこっちを見て
「こ、この人イケメンだからさーあ！ちょっと話してくる！おれ....じゃなくて私過ぎ戻ってくるから！」
『え？ちょ、ちょっとまってよー、もう開店しちゃうって、もういないし、』
もう開店するのにショッピさんを連れてシャオちゃんは何処かに行ってしまった。時間がないので探すわけにもいかない。それに他の嬢のヘアセットもやらなければ。
シャオちゃんは人気があるとは言えない。何故なら私も他の黒服もボトルを持っていったことがないのだ。だから、優先順位はここの嬢たちだと考えヘアセットをすることにした。
『じゃ、ナナちゃん！ヘアセットするから、こっちおいで！』
そう言うと笑顔でやってくる。はい、癒やし。
かわいい嬢の笑顔を見ていながらヘアセットをしていたらもうシャオちゃんの事はすっかり頭から出ていってしまっていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
shaside
なんでなんでや？なんでここにショッピくんがおんねん！Aといちゃいちゃ出来る時間なくなってもうたやないかい。
「シャオさん。なにやってんすかここで。しかも女装して。頭おかしいんとちゃいますん？」
「はぁぁ？？ショッピくんも黒服としてここでやってるやないかい！！」
「いや俺は黒服なんで」
そう、俺がやってるのはキャバ嬢。ホストじゃない、キャバ嬢。おっさんたちが可愛い子に癒やしを求めに来る場所。そこで俺は働いている。女装してな。
勿論最初はこんな事するはずじゃなかった。事の発端は5ヶ月前。俺は仕事終わりで疲れていた俺は路地裏をまがり早く帰ろうとしたら俗に言うキャッチなのか。
「お兄さん疲れてるよねぇ...だったら、ここ、キャバクラおいでよ！かわええ子いっぱいおんで！」
そう言われた俺は何を血迷ったのかそのままキャッチに連れられ、キャバクラ内に入ってしまった。キャッチがある女を呼ぶ
「おーいAちゃん！新しいお客さん来たから説明したげて！」
そう呼ぶと気だるげそうな顔でスタイル抜群の女が出てきた。
『....どうせ、本人の意思聞かずに連れてきたんでしょ。まぁ別にいいけど。じゃ、取り敢えず誰がいいとかあります？』
キャッチが居なくなり俺とAさんの二人になる。
俺は疲れていたのか眠気か照れてしまったのかなにが原因かはわからないが彼女の問いかけに応えず、その場に倒れてしまったのだ。
彼女の焦った声を聞きながら。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 896人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れもん(プロフ) - てんむすさん» わ!ありがとうございます><頑張ります~ (2022年10月4日 7時) (
レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - いつも更新を楽しみにしています。これからも投稿頑張ってください！ (2022年10月3日 19時) (レス) id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - てんむすさん» すみません...寝ぼけて間違えていました。教えてくれてありがとうございます！ (2022年10月3日 7時) (レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも拝見させて貰っています。35の後に39とはなにか、意味があるのでしょうか？謎解き要素ですか？少し指摘じみたコメントですがお願いします。 (2022年10月2日 23時) (レス) @page38 id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
@-Nene-(プロフ) - れもんさん» 楽しみにしてますね！ (2022年10月2日 22時) (レス) id: a79d027df5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れもん | 作成日時：2022年9月10日 19時
