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『...一部の厄介な人たちに、まぁ受けたことありますね。でも、そんな話題にすることじゃ__』
「そのですね、A先輩に被害与えてるやつがですね...!」
『ショッピ君まじで掘り下げないでいいから...!』
またもや私の言葉を遮り喋るショッピ君。君は何がしたいんだ。こんな黒服のセクハラ被害をグルッペンさんらに言ったて何もならないのだから。そう考え私は思いっきりショッピ君の口を手で塞ぐ。
私は彼のことをキッと睨むがそれは微塵も効いていないようで...ショッピ君は私の手を退かし一言、
「だから!A先輩にこんな最低なクソみたいな被害を与えてるのが!!
..........大先生とかなんですよ!!」
「......大先生が?それはほんま?」
「......あいつ...まじか」
「嘘やろ兄さん...!」
またまたショッピ君の言葉に反応を見せた3人は少なからず怒りを抱いてるような気がした。そこで私は一つ疑問が浮かぶ。
『あの...。もしかして、皆さん、鬱とお知り合いですか?その、なんか片目が髪で隠れてて、女誑しの...』
「...多分、Aさんと俺たちが想像してる奴は多分、いや結構な確率で同一人物だと思いますね、はい」
『あ、そうですよね...鬱...』
そんなやり取りをして思い浮かぶのはあの時だ。VIPの部屋でちょっと危なくなった事だろう。...ちょっとというか、結構。
「というかAさんって、兄さんと知り合ったんですか?Aさんの話聞く限りなんだか知り合いだと思うんですけど...」
『あー...うん、まぁね。鬱は一応私の彼氏...というか、そんな存在でした。でももう別れてますし、付き合ってたのはもう大学時代の話ですよ。鬱が勝手に関わってきてるだけで、』
なんて言うとみなさんが纏うオーラが強くなった気がする。もう私はこんな雰囲気の場所に居たくないのでそろそろ出たいなぁなんて思いながら皆さんの話を聞いていた。...そのほとんどが鬱に対しての愚痴みたいなものだったが。
ぼーっとしていた時、ふとグルッペンさんが声を上げる。
「......せや、今この場所に大先生呼んだらええんじゃね?あいつに話し聞けるし、Aさんの受けてる被害聞けんじゃね?!」
『......はい!?いやっ、流石にそれは...』
「お!ええやないですかグルッペンさん!Aさんが嫌ならAさんはどこかに居てくれればええし!」
はぁ。私はこの会話を聞き深いため息をついた。
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れもん(プロフ) - てんむすさん» わ!ありがとうございます><頑張ります~ (2022年10月4日 7時) (レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - いつも更新を楽しみにしています。これからも投稿頑張ってください! (2022年10月3日 19時) (レス) id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - てんむすさん» すみません...寝ぼけて間違えていました。教えてくれてありがとうございます! (2022年10月3日 7時) (レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - 初コメ失礼します!いつも拝見させて貰っています。35の後に39とはなにか、意味があるのでしょうか?謎解き要素ですか?少し指摘じみたコメントですがお願いします。 (2022年10月2日 23時) (レス) @page38 id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
@-Nene-(プロフ) - れもんさん» 楽しみにしてますね! (2022年10月2日 22時) (レス) id: a79d027df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れもん | 作成日時:2022年9月10日 19時