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#memory.1 ページ1
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教室の、後ろの入口から入って
一番奥の、窓際の、一番後ろ
ここが私の特等席。
誰の視線も感じることなく
自分がクラスを見渡せるこの位置は安心感があって
窓の外にみえるのは
特別綺麗な景色ではないけれど
ここからじゃ誰が誰だかわからない、
人が走り回る校庭も
いつも同じようにみえて、
よくみると毎日違ってみえる青空も
ぼーっと眺めているとなんだか無心になれて
なんでもない日常の一コマが幸せに思えて
��今日も平和だな��
なんて考えながら、のんびり過ごす。
それがあたりまえだった。
それなのに
それは、ある日突然やってきた転校生によって
あっけなく奪い取られてしまった。
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作者名：N | 作成日時：2019年11月15日 23時
