憧れのあの人に。続【JW赤×緑】 (ページ31)

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こじらせページ31

緑side

｢ざっくり言うとこんな感じやな｣

紫｢いや、ツッコミどころ満載なんやけど｣

たしかに喋りすぎたかもしらん。

まあ濵ちゃんやからええか。

紫｢え、2人の関係は、なんなん？付き合ってないんよな？｣

｢おん、なわけないやん｣

紫｢でも神ちゃんはしげのこと好きなんやろ？｣

｢お、おん。好きやで。｣

改めて聞かれると恥ずいなあ。笑

紫｢話聞く限り、しげも神ちゃんのこと好きやと思うけど｣

｢まあ、それは.....｣

前から薄々感じてはいたし、逆に好きやなかったら思わせぶりすぎてしんどいけども。

｢それはそれで、な笑｣

紫｢え、嫌なん？付き合いたいんちゃうん？｣

｢なんか、よくわからんねん。｣

好きやけど、付き合うにしては弊害が多すぎる。

お盆休みの間、それなりに自分で考えとった。

性別、仕事、親とか、結婚とか。

まだ24歳といえば若いのかも知らんけど、

しげやってもうすぐ25歳やし。

好きやから付き合うなんて歳やないねん。

でも、結局好きで。

触れたくて、近づきたくて。

......ああ、考えとるうちにしんどくなって涙出てきた。

紫｢なんか色々こじらせとるやろ。よっしゃ、今日飲み行こ！｣

今考えとったことは一言も発してないけど、たぶん見透かされとる。

それでも何も言わない優しい濵ちゃんは俺の頭を軽く撫で、休憩室を後にした。