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朝、珍しく早めに起きれて支度も済ませている。
野薔薇ちゃんが迎えに来てくれるまであと10分もあるので、何気なくスマホを手に取る。
「(あ、そうだ)」
野薔薇ちゃんとの昨日の会話を思い出した私は、おもむろにGo○gleの検索バーをタップする。
"好きな人 会話"
"好きな人 話したい"
"好きな人 話題 きっかけ"
適当に検索ワードを入れて、1番上に出てきたサイトを流し読みする。
「(無理、無理、無理…………全部無理だよ…)」
自分にはできそうにないことを書き連ねているサイトに無性に腹が立ち、画面を消して制服のポケットにスマホをしまう。
話題とかきっかけとか、それ以前にまずは話しかける勇気がないと全部ダメだよねぇ…
同じ異性でも、悠仁にも狗巻先輩にも五条先生にもこんなに悩まされることがなくて、恵くんとだけ会話が弾まないことに申し訳なくなってくる。
好きだから緊張して話せない。
でも恵くんからしたら嫌な思いしてないかな。
嫌われたくないな。
「(いやいやいや、)」
ブンブンと頭を横に振り、嫌になるほどのマイナス思考を止めようとする。
パチン、と両手で頬を叩いてみる。痛い。
「(頑張ろう……)」
昨日、野薔薇ちゃんと行った109で一目惚れしたヘアピンをつけて、ちょっとだけ気合いを入れる。
よし、と小さく呟くと、ドアの方から「入るわよー」という野薔薇ちゃんの声がした。
「野薔薇ちゃんおはよう！」
「珍しくAがちゃんと起きてる……」
今日は雨かしら、と窓の外を確認する野薔薇ちゃんの背中を叩きながら「失礼な！晴れだよ！」と返す。
野薔薇ちゃんと喋ると少しだけ元気が出て、心の中で感謝をした。ありがとう野薔薇ちゃん。
「……やっぱり似合うわね、それ」
「！」
"それ"がヘアピンをさしていることがわかり、褒めてくれたのが嬉しくて野薔薇ちゃんに抱きつく。
「野薔薇ちゃん好き〜！」
「だからそれは伏黒に言えってば」
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肉じゃが - なぜだ…恵推しじゃないのにこの小説が神様に見えてきた… (8月15日 18時) (
レス) @page34 id: 42198287f0 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - ｱｲﾗﾌﾞﾒｸﾞﾐｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲ 投稿頑張ってください！応援してます！この作品めっちゃ好きなので！ニヤニヤが本気で止まらないです!!!いいなぁ夢主ちゃん。私も恵君に可愛いって言われたいよーーーー😭 (2022年8月30日 17時) (レス) @page23 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - あぁぁぁぁぁぁ！恵君かっこいい！私の顔今真っ赤です！今後も頑張ってください！ (2022年1月8日 15時) (レス) @page34 id: 634c848308 (このIDを非表示/違反報告)
シーエル目つぶし(プロフ) - やばいニヤけが止まらない、、！w (2021年7月9日 16時) (レス) id: 7ab4427546 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - もち明太さん» ありがとうございます〜！！よろしくお願いしますっ！ (2021年2月17日 19時) (レス) id: ed116a4644 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち明太 | 作成日時：2021年1月16日 17時
