あおいろ

絶対的責任5 ページ34

光side


慧「……光…ごめん……俺………」



慧の声が震えている。



一人で発作にあって、不安だったよね…



怖かったんだよね…



光「なんで謝んのさ……一人にしてごめんね……俺も家にいればよかった………苦しい思いさせてごめんね………慧………」



俺の言葉に、そんなことないと首を振る。



慧「光………怖かった………」



小さくそういった慧の手を両手で包み、目をちゃんと合わせてやる。



光「慧……大丈夫……俺ずっとここにいるから…約束する」


上半身を起こしていた慧をゆっくりと寝かせてやる。


大ちゃんが一回起きてからは眠くないって言って寝てないって言ってた…


でも体は疲れてるはず。


発作は体力使うし、慧に体力なんてあってないようなものだから。



慧「………光…？」



光「なぁに？ちゃんといるよ？」


目をつむったけど、なかなか寝れなくて時々俺がいるか確認する。


そんなやり取りを数回した後、慧がスースーと寝息を立てるのが聞こえた。

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