6・少女のお願い ページ7
流石のローもぞくりとした。
顔は穏やかな笑みを浮かべているにも関わらず、その瞳は見たこともないような不気味な瞳だった。
「てめェ…何者だ…？」
『私？私は喰種だよ』
「ぐーる？なんだそりゃ…」
シャチが首を傾げると、少女は『あ、そっか』と言いながら手を叩いた。
『この世界にはいないんだもんね、そっかそっか』
「この世界…？」
ローが復唱するも、少女は気にしない様子だった。
『見てて』
少女がそう言うと、瞬間、少女の腰あたりから赤黒い物体が現れる。巨大な蛇、と形容した方が早いだろうが、それには鱗のような模様があった。
彼らは唖然としてその光景をただ呆然と眺めるだけだった。
『これが喰種の赫子。私たちは人を食べる種。人間より体は丈夫だし、治癒力も早いし…それに…』
「ちょっと待った！！人を、食べる！！？」
ペンギンが遮りそう叫んだ。
まるで当たり前だと言わんばかりに説明を続ける少女に、彼らは疑問しか湧かない。
「本当か知らねェが…そんな事喋ってどうするつもりだ？おれ達を殺して食うつもりか？」
『まさか、違う違う。私、お願いがあって』
「あァ？」
威圧感、殺気ともに半端なく放っているローを前に少女は全く怯まず、そのお願いとやらを口にした。
『私を、拾ってください』
「「「はァ！？」」」
『喰種ですが仲間は食べません』
「…どういう…」
『…多分』
「「「はあァァァァァ！？」」」
海岸に、彼らの声が響きわたった。
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イブ - 私は、ワンピースと東京喰種のどちらともはまっているので、もうめっちゃいい作品でした！ (2019年7月14日 14時) (
レス) id: ecc340d7eb (このIDを非表示/違反報告)
ナー(プロフ) - アリス・キーリングさん» ありがとうございます！ワンピ面白いですよね、本当に！！次回作も頑張ります…！ (2018年10月21日 12時) (レス) id: a25e8ef1cd (このIDを非表示/違反報告)
ナー(プロフ) - 白ぴくみんさん» ありがとうございます！そうなんですね！コナン、面白くて…！！ご期待に添えれる様頑張ります！ (2018年10月21日 12時) (レス) id: a25e8ef1cd (このIDを非表示/違反報告)
ナー(プロフ) - あやさん» ありがとうございます〜！！過去の作品も読んで下さっていたなんて…感激です！作者登録まで…(T ^ T)重ねてお礼申し上げます！！こんな作者ですがよろしくして下さいm(_ _)m (2018年10月21日 12時) (レス) id: a25e8ef1cd (このIDを非表示/違反報告)
アリス・キーリング(プロフ) - 完結おめでとうございます！ワンピ私もどハマり中です！次作楽しみです！ (2018年10月21日 7時) (レス) id: f9dc96f517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナー | 作成日時：2018年9月13日 19時
