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【なかま】
『みなさん、どうぞ。こちらの部屋です』



しばらくして、一つの個室に呼ばれた。


そこには心電図や点滴、様々な管に囲まれて眠っているしげの姿があった。


”いつ目覚めるかはわかりません”そう言葉を残して先生が部屋から出ていった。



「なぁ、淳太。こっち」


神ちゃんに手招きされて、ベッドの左側に回った。


「ほら、ここ」


点滴と繋がった左手にそっと手を触れると、さっきとは比べ物にならないくらいに温かかった。


何でかわからへんけど、涙が頬を伝った。


でも、今はその温かさと心電図の音だけがしげが生きてることを示す唯一のものだった。



いつの日かも思ったことあったけど、何か寝顔って幼くなんねんな。



いつもうざ絡みしてきてめんどくさいとこもあるけど、眠り姫のごとく眠っているしげは不覚にも可愛かった。




「ん……ぁ…」





突然子猫のような弱々しい声が聞こえて、思わずみんながベッドを取り囲んだ。



しげがゆっくりと目を開けたのを見て、声をかける。


「しげ、わかるか…?」


「…じゅ、んた…」


彼は掠れた声で確かに俺を呼んだ。



視界がはっきりして、俺を捉えたしげはにっこりと微笑んだ。


反対に俺はだんだんと視界がぼやけて周りが滲んで見える。



「じゅんた……泣かんといてよ、淳太のせいちゃうねんから…俺のせいやから…」



「淳太くんのせいでもしげのせいでもない。泣くなって…!」


そう言って慰めてくれる照史も涙でボロボロ。


普段泣かない流星はやっぱり泣いてなかったけど、手で顔をぱたぱたと扇いでいた。



その後、しげは疲れてしまったのか再び寝てしまった。


そんなわけでしげの低血糖の理由は分からずじまい。


詳しい検査と治療の為に一週間の入院となった。




心配されていた脳の後遺症はなく、特に問題はなかった。

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作者名:葉邇児 | 作成日時:2020年4月6日 12時

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