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【はまだ】
撮影は順調に進んでいき、休憩に入った。


『アイスの差し入れです。良かったら食べてください』



スタッフさんがアイスの差し入れをしてくれて、わかりやすく喜んでる神ちゃん。


「俺イチゴがいい〜」


ほんまにあなたは女子なんですか!つって。


みんながそれぞれ選んでいる中、一人だけ輪に入っとらんやつが居った。



「しげー?しげはどれがええのー?」



扇風機の前で涼んでいた彼は、顔を扇風機に近づけて”何でもええよ〜”と答えた。



ほんまにあなたは宇宙人なんですか!

…まぁ宇宙人みたいなとこもあるか。



じゃあこれ、と淳太が選んだアイスを渡しに行って、同じタイミングで配っていた水も渡した。


「はい、これね」


「ありがとう」


渡したものの、食べる様子のないしげ。


具合でも悪なったんかな。



「食べへんの?溶けるで?」


「あ、うん…」


やっぱりどこか様子がおかしい。


どうしたんやろ。
さっきまで普通やったのに。



そういえば、一つ思い当たることがあった。



「しげ、水飲んでる?」


あまりにも淡々と進んでいった撮影中で、水分補給のタイミングは何回かあったけど、それを逃していたなら危ないんちゃうかなって。



「…飲んでないかも」


ほら。

あれ?これ、いつもにはない名推理ちゃう?!


いつも出来たらええのにな、なんて思いつつ、しげを連れて一度控え室に戻った。


「気分悪かったりする?」


「大丈夫。ちょっとぼーっとしてるけど…」


うちわで軽く扇ぎながら、首もとに保冷剤を当てた。


真夏の太陽が降り注ぐ海辺の撮影で、水分補給せんかったらそりゃ熱中症にもなるわ。



しげの場合、試写会とかもあって疲れとったんやろうな。



今回は軽く済んだけど、甘くは見れへんし、俺らも気ぃ付けなあかん。



「あ、…」


「ん、何、どうしたん?」


「海の家の兄ちゃんなんてどう?」


「え、急に?…ハハハ、そうやなぁ」



さっきの話を急に持ち出してきたから、一瞬リアクションに困った。



ほんまに居そうやもん、ってそんなこと言われても。


焼きそばとか焼いて
”そこの姉ちゃん寄ってかない?”
なんてセリフ、言ってみたいなぁ!


まぁ絶対言われへんけどな。









数ヵ月後、ほんまに海の家の主人の役が来たことは、もちろんしげに一番最初に報告した。




『ほら、言うたやろ?!』と得意気に答えたしげの嬉しそうな顔は、今でも忘れられへん。

(may be…?)

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作者名:葉邇児 | 作成日時:2020年4月6日 12時

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