顔にモブと書かれていたのだが泣くぞ？？【忍たま】 (ページ17)

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ナンパは流行らないページ17

『あんれぇぇッ！？ココ食堂の道じゃね！？』

部屋に帰る気満々だったのに何故か食堂の方へ私は向かっていた。

やばいな、方向音痴の自覚はあったけどここで発動してほしくなかった。

適当に食堂に居る忍たまを引っ掛けて場所を聞くかと開き直り食堂へ向かう。

すると食堂の入口のちょっと手前ら辺に、あの松村すわぁんが居た。

『っ〜！！まっつむらすわぁぁん〜♡』

多分ボルトより速いスピードで松村さんの元に駆け寄る。

すると遠くで見えなかったが松村さんの前にはあの5年い組が居た。

「あっ、Aさん．．．！」

『！？おいゴルァァァ！！なに松村さんナンパしとんじゃ我ぇぇぇぇッ！！』

「えっ！？てっ、天女様．．．！？」

尾浜及びうどんに殴りかかる勢いで松村さんの前に出る。

身長は私の方が少し大きいため思いっきり2人を見下ろす。

「Aさん！ずっと探してたけど、大丈夫！？何処探しても居なくて．．．！！」

『ふふん！この水浅葱A！松村さんの元には死んでも帰ります！！』

「そんな縁起でもない！！」

胸をはりドヤ顔で言ったが優しい松村さんはツッコミをくれた。好き。

「そっそうだ、そちらの天女様も一緒に町へ行きませんか？」

『えぇッ！？貴方それ本気で言ってますぅ！？こんな年端もいかない幼い気弱なまだ12歳の少女を、な、んぱ．．．』

はっと我に返りすぐに口を手で塞ぐ。

3人がすごいキョトンとしているが私はすぐに周りを確認する。

すると視界の端で木下先生がかけて行くのが分かった。

『やッばい！！聞かれたッ！！』

「えっ？聞かれたって何を．．．」

『ごめん松村さんまた後で！！』

申し訳ないがすぐに木下先生を止めるべく、私は木下先生を追いかけた。

にしても早すぎないあの人！？

追いつかねぇッ！！さすが忍びだな！！

『ちょっ待てやッ！！そこの厳ついおっさん！！あと5秒で止まらんとタンスの角に小指ぶつけて骨折する呪いかけんぞゴラッあぁ！？』

「地味に嫌な呪いかけますな天女様！！」

そう言って風の様に駆けて行く姿は腹立たしいとしか言いようがねぇ。

『くっそ．．．！！』

もう目的地に着かれると焦った時、曲がり角で誰かにぶつかった。

「あっ、すいませ．．．！これはこれは天女様じゃあり．．．」

『退け邪魔じゃゴラァァァッ！！』

「うぇぃッ！？！？」

誤って勢いで背負い投げした。