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馬鹿にすんなよ?? ページ11

私の一言はその場に不気味な程に響き渡った。

「...なんじゃと?」

『ふふっ、聞こえませんでした?もう一度言うのでようくお聞きになってくださいね?私はこう言ったのです。』


『嫌です、と。』


教師軍は阿呆面になって口を半開きにさせていた。多分、床下に居る人達もそうなっているのだろう。見てみたかったな。

だけどその中で学園長だけは目を鋭くさせていた。


「理由を聞いても?」

『そうですね、理由は此処から出ても此処に居ても殺されるなんてあんまりではありませんか?なら反発して死んだ方が良いなーと思いまして。』

「此処を出ても殺されるというのは?」


そんなこと分かってるのに聞いてくるだなんて!そんなに信じられない?馬鹿にしすぎだろ!


『あら、気づいてないとでも思いで?ふふっ、忍者という者、情報は大事じゃないですか。そこにもし自分達の情報を知る者が現れたら?勿論、こちら側につけるでしょうね。だけどもし相手が拒否した場合...』


『あの世送りでしょう?』


眉を下げ口を歪める。きっと他の人から見たら悪人面だろう。

今までの天女はきっとこの人達を忍者とちゃんと認識してなかったんだろうな。

だから甘い顔だけに酔って警戒なんて捨てていたんだろ。

だけど私は違うからな。

そんな感情を全て学園長だけに目で訴える。


『そこでですね!私考えましたの!あなた方は私を此処に留めたい。私は此処に居たくない。ならここはゲームをして決めませんか?』

「なっ!そんなこと!!」

「土井先生、落ち着くんじゃ。して、天女様。そのゲームとやらは?」


土井先生が反論しようとしたがそれを学園長が宥める。

ふむ、乗り気なのはいい事だな。


『内容は簡単ですわ。ただ私の歳を当てるだけ。制限時間は今日中です。どうです?簡単でしょう?』

「そんなの、!学園長が歳を当てても違うと答えを変えることだって出来るでしょう!」

『ええ、そうですわね。ですから私が予め誰かに答えを伝えておくんです。どうです?これなら良いでしょう?』


そう言えば土井先生はグッと押し黙った。

他の先生方も苦虫を噛み潰したような顔をしただけで何も言ってこない。

ははっ、論破すんの楽しー。


「では、その答えを伝える人は...山田先生、よろしく頼むぞ。」

「はっはい。」

自分が差名されると思わなかったのか驚いていた。


『ふふっ、ではゲームスタートですね。』

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如月(プロフ) - めっちゃ好きです!更新頑張って下さい! (2022年9月18日 11時) (レス) @page18 id: 4efb850e8a (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 14話の左近のところ、名字は「川西」だと思いますよ〜! (2022年4月26日 6時) (レス) @page14 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
白鳥リリイ(プロフ) - オリフラ立ってますよ〜! (2022年4月13日 18時) (レス) id: a118a021f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わらび餅 | 作成日時:2022年3月22日 2時

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