モブになりきるためには【純黒の悪夢】 (ページ26)

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キャメル「一条Aさんですか？」

『え、あ、はい…』

キャメル「どうぞ」

『お邪魔します…』

なんでっ！？

なんでキャメル！？

びびったわ！！！！！

キャメル「赤井さんから頼まれてました。あなたが来たら家に入れておくようにと」

『は、はぁ…』

キャメル「…」

怖いっ！！！

何話せばいいのっ！？

キャメル「赤井さんの彼女がこんな…いえ、すみません」

『…』

なんだ！？

彼女じゃねーし！まだ！！(？)

てか！！

こんな何だよ！！！！

こんなクソガキっていいてーのか！！！

そりゃちょっと若く見えるわ！！！！

でも！大人だし！！！！

めっちゃ大人だし！！！！

なんだ！？初対面でディスんのか！？

いいのか！？

それでいいのか！？FBI！！！！！

『よくわかんないけどすみません』

キャメル「え、何で謝るんです！？」

ソファの上で体育座りをしてなるべく小さくなる

うううっ！

赤井しゃん早く帰ってきて～！！！！

悪い人じゃないのは分かるけどっ！！！

顔こわいっ！

あと変な事言ってジョディ先生になんか言われたらヤダっ！！

キャメルも居心地が悪いのか距離をとって遠くでスマホを操作してる

ーガチャ

『はっ！！！！！赤井しゃんっ』

ダダダダダと玄関まで走る

赤井「お。ただいま」

『うわぁぁあん！！赤井しゃんんんんん』

ぎゅーーーーっと抱きつく

赤井「どうした？…フッ。」

『うううっ…

めっちゃいい匂いっ！

癒し！！！

これを欲していたの私っ！！！

キャメル怖いっ！！！

無事に帰ってきてくれて良かったっ！！！！』

赤井「…そうか」

『はっ…全部喋ってたよね？今』

赤井「ん？ああ。癒しとかキャメル怖いとか」

『ううっ…私のバカぁ…』

赤井「ほら、歩きにくいだろ、ちょっと待て」

『ん。ごめんなさい』

ライフルバッグを背負った赤井さん。

かっこいー。

リビングに向かう赤井さんの後ろをついていく。

赤井「キャメル。助かった。」

キャメル「はい…」

赤井「A。キャメルは怖くないから大丈夫だ。ほら。」

キャメル「赤井さん…すみません。怖がらせてしまったようで…」

『キャメルさん、ありがとうございましたっ』

赤井「ん。」

頭をポンポンと撫でられる

キャメル「…」

赤井「キャメルを見送ってくる」