第三百七十九話 ページ32
流れる真っ赤な、まるで血のような液体。
あれが水だなんて信じれないほどの悪臭がして、鼻が曲がりそうだと思った。
「ほぉん…黒坊主の仕業かね…。
Aくんたちに伝えに行かないとあかんな」
真っ赤な川を見ながら、一緒に出かけてたじいちゃんがそう言った。
ほむほむ、黒坊主とな…。
確か鬼太郎氏が探してた大逆の四将の一人だったかな。
「じいちゃん一人で帰れる？」
「じいちゃんを舐めるでない！」
「いっっったあぁっっ！？」
ご老体を心配していってやったのに、
じいちゃんときたら俺を扇子でぶん殴りやがった。
くそう…老害屑野郎め…いやそこまでじゃないけど。
「じゃあ俺行ってくるからね。頑張って帰ってね〜！」
「ほいほい…」
痛む頭を撫でながら橋に溜まった人混みを避けて走った。
ただ、急に狭い道を走り出したこともあって、かなり走りづらい。
おまけに休日の外出はばあちゃんの趣味で、
むちゃくちゃオシャレさせられるせいで動きづらい服なのだ。
動きにくいったらありゃしないぜこの服。破きたい。
ただでさえ、動きにくい挙句に人が多い。
そのせいで思いっきり足をつまづけて前へと転んだ。
いや、転びかけたのだが。
「うわっ！？」
その場から去ろうとした青年と思いっきりぶつかった。
いやもう、ごちーん！っとね。痛いですよ。
これがギャグ漫画なら中身入れ替わる奴ですよ(???)
なんなの？俺の頭にそんなにダイレクトアタックしたいの？
俺の頭そんなに賢くないからバカになるんだけど。脳細胞無くなるよ。
「だ…大丈夫、ですか…？」
どうやら相手は俺を抱き止めたのか、後ろに倒れることはなかった。
よかったよかった。これで倒してたら申し訳なさでコミュ障炸裂するところだったよ。
しかし結構速く走って突っ込んだから足腰弱いだと倒れると思うんだけど、
だいぶ体が強い人なんだなぁ、と思いつつ、謝るために顔を上げた。
「……あーーーーーっ！！石動零！！」
思わず指をさしてしまった。
やべ、じいちゃんが見たらまた殴られるや。
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モブ - 好きなアニメの夢系小説見れるのすごい嬉しいです！一気見しちゃいました！いくらでも待ち続けるので‥つづきを‥っっ (2月6日 16時) (
レス) id: ab7894b478 (このIDを非表示/違反報告)
ユリの花(プロフ) - 更新お疲れ様です！ゲゲゲの鬼太郎は大好きなアニメの1つなので夢小説があって嬉しいです！最近はコロナなどで不安定なご時世ですがこれからも無理せずに頑張って下さい！ずっと応援しています！ (2021年2月13日 13時) (レス) id: 3da8e597eb (このIDを非表示/違反報告)
くまくまたろう。(プロフ) - 初コメ失礼します。こんなに素晴らしい作品が書けるなんて……羨まし()ｺﾞﾎﾝｺﾞﾎﾝ…素晴らしいです……こんな作品……ハマるしかないですよ……ありがとうこざいます……これからも応援してます…… (2019年12月9日 20時) (レス) id: 92750228b4 (このIDを非表示/違反報告)
とりまろ。(プロフ) - マリイさん» 私は私が書きたいものを書きたいんです。最近は別の方に脱線しているという理由もありますし、これ以上作品を増やすことはおそらくないです。ごめんなさい。 (2019年11月6日 11時) (レス) id: b13316b4f3 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 5期の西洋妖怪バルモンドの小説も書いて欲しいです バルモンドは夢主を溺愛してる設定で (2019年11月1日 16時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりまろ。 | 作成日時：2019年4月30日 13時
