第三百十五話 ページ18
『＿＿＿＿＿＿＿っ！？』
嫌な気配を感じて目を開けた。
起き上がって息苦しい首元を撫でながら辺りを見渡す。
大丈夫、いつもの俺の部屋だ落ち着け。
『今の悪寒は一体…』
何か大変なことが起きてしまうんじゃないかって、そう思った。
その予想が的中してしまうことも知らずに。
「なぁなぁなぁなぁなぁなぁ」
『うるせぇ！なんだよ急に！』
「Aってオメガトークって知ってるぅー？」
『は？なんだよそのふざけた名前』
「いや俺がつけたわけじゃねぇからなんも言えねぇけどよー。
最近やけに流行ってるからなんなのかにゃーってねー」
『…急に流行ったのか』
「いやーわっかんねぇよ？急にきめつけんのも良くないけどさー。
正直ー、前の呪いの事件もあったことだしー？疑い深くなるよねー」
『今の現代社会はスマホを持ってるやつがほとんど。
ネットで愚痴ればすぐ広まる。そんな世界だ。おかしくはないね』
「まぁそこにー有名人とかもお引越ししたーってわけでー。
その件についてー気になることあったんだよねー」
鬱陶しく話しかけてくる輪廻が携帯の電源を入れてこちらに向けた。
そこの画面に映されている動画は白髪で天冠を頭につけた見覚えある様でないやつ。
その男が妖怪を見つけてインタビューとか意味不明なことしてる。
「誰でも妖怪を見つけるアプリだってさー。
それで見つけてやってるみたいだよーきもいねー」
『なんだ。こいつ良くみたらのびあがりの時の痛Tuberじゃないか』
「痛Tubarっておまwwwww」
『草生やすな。で、こんな現象絶対ありえないだろうな』
「そりゃそーだ。でも動画には出てるわけだよ。
だからその探すアプリに問題があるんじゃねぇかなって思ったわけ」
にへらっと笑みを浮かべながら輪廻は言う。
誰でも簡単に、妖怪を見ることができるアプリ…か。
急に変なものが騒ぎ始めたな。
『…
交わったとしても危険が腐るほどあるんだ。今のやつらはそんなこと知りもしないで謳ってる』
「そうよねー…なんなら人を殺すことも容易なやつがいる」
『だからこそ、その天秤を平等にしなきゃいけない。わかるだろ』
「俺はどっちでもいーけどね」
『俺達はいいよ。慣れてるしどれが危険も察知できる。
でも普通の人間はそうじゃない』
「へー…あくまで普通の人間を守るためぁか」
『悪いか』
「いーや」
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とりまろ。(プロフ) - あんこもちさん» 鳥肌になってくれて嬉しいですわッッ！(((新章も始まりまして更新バリバリ頑張りますよ！コメントありがとうございます！ (2019年4月30日 13時) (
レス) id: ba9bcb022c (このIDを非表示/違反報告)
あんこもち - わぁぁ！凄い！全部の題名と繋がった！何か意味があるんだろうなぁ〜と思ってたけどほんとに合った！あそこ読むとき鳥肌やばかったです！鬼太郎と夢主ちゃんの恋の進展も気になる、、、。更新頑張ってください！長文失礼しました。 (2019年4月30日 8時) (レス) id: 209354e5c5 (このIDを非表示/違反報告)
とりまろ。(プロフ) - 待っていてくれてありがとうございます！不定期更新ですが完結まで頑張ろうと思います！ (2019年4月20日 20時) (レス) id: ba9bcb022c (このIDを非表示/違反報告)
みっこ - 待ってました！忙しくて更新できない時が多いかもしれませんが少しずつ更新頑張ってください！これからも応援しますっ！(・ω・)ﾉｼ (2019年4月20日 20時) (レス) id: f38aff3a8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりまろ。 | 作成日時：2019年3月24日 15時
