第二十六話 ページ27
「これ全て お前が仕組んだのか？」
「こーんなことは
俺にとっちゃ夕飯前だねー」
『そこは朝飯前だろ…』
「みんな困ってるでしょ！」
しかしこれだけ人が集まるとなると
この場で暴れられたら困るな
「A先輩！」
『ん？あれ まなちゃん
一体どうしたの急に』
「なんで君がここに」
「友達が兄弟して行方不明なの！
ねぇ やっぱりこれって妖怪のせい！？」
『この隣のねずみ男の証言が正しいなら
今頃 その友達も妖怪の餌食になってるかもね』
「そんな…！」
『どっちにしても
中に入れなきゃ 状況がわからない
封印することだって出来ないし
下手に術を使って 中にいる人に怪我でもあったら困る』
中の状況がつかめなきゃ
技を打とうにも
人間がいたら怪我をする
「ここ パパの会社が設計したの」
「だから何？」
「パパのパソコンからもらってきちゃった
中央ホームの出入り口 非常用の出入り口があるみたい！」
「なんという偶然力じゃ！」
「ハッキングできるの？」
「ハッキングも何も
うちのモニターの隣にパスワード貼ってるんだもん」
『セキュリティの低いお父さんだね
家の父さんは色々面倒な設定してるせいで自滅してるけど』
父さんってたまに意味不明な行動し出す人だからね
それも含めてあまり関わりたくないんだよねぇ
「人間は関わらない方がいいわよ」
「だから！友達が行方不明なんだってば！
バカだけど友達なんだよ！」
「私達に任せておけばいーの」
猫娘とまなちゃんは
互いに睨みを利かす
女の子って怖いね
「後は若いお二人にお任せして
俺は帰っていいかなーっと」
「良いわけないだろ」
『何一人で逃げようとしてるんだよ
お前も見上げ入道と連帯責任だからな』
「やっぱり…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 185人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白桜姫 - 夢主の髪の色がめちゃいい (2020年1月23日 22時) (
レス) id: fb346ce4d5 (このIDを非表示/違反報告)
とりまろ。(プロフ) - 碌無者さん» うーん、作ったのがかなり前なのであまり覚えてはいませんが確か、この子は死んでいるから呪っても意味はないという意味を込めてだったかと思います。作者が曖昧ですいません… (2019年8月31日 12時) (レス) id: b5b6caadd7 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - 初めまして。何故正装が死装束なのですか？ 和服の合せは男女共通で、正面から見てカタカナの「ソ」になるのが正しい着方です。逆になると死んだ人に着せるものになりますので、不吉ですよ。作中で説明が成されていたら申し訳ありません。気になりましたもので。 (2019年8月30日 16時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - レモンさん» 閲覧ありがとうございます 誤字などは私の小説では多いので指摘してくださりありがとうございました！ (2018年10月4日 15時) (レス) id: 5241d6a6f8 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました！！面白かったです！ (2018年10月3日 16時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もずく。 | 作成日時：2018年4月5日 20時
