第十四話 ページ15
俺は正装に着替え
鬼太郎くんも服を着た
「父さん 心配かけてすいませんでした」
「いやいや わしはお前の無事を信じておった！」
「僕が動けなかった間にも
人間がたくさん吸血木にされたんですよね」
「あぁ そうじゃ」
「行きましょう 父さん A」
目玉さんは鬼太郎くんの肩に乗る
俺も彼の後についていく
まなちゃんもついてくる
「…まだわからないのか？
のびあがりは危険なんだ」
「でも！…でもついて行きたい！
私にも何かできることがあるはずだよ！」
「…はぁ 勝手にしろ
もう二度と助けないからな」
「わかってる」
まなちゃんは一度決めるとしつこいからね
何かあったとしても 俺が守れば特に問題ないけど
もう一度地下貯水槽の場所まで戻ってきた
手のひらを見ると やはり変色しているだけで
体は一切木になっていない
鬼太郎くんが木になった時間があれくらいなら
俺は木になっているはずなんだ
吸血木は人の血を養分に育つ木
なら 俺の血を吸って まともにいられるはずもないか
変色してるのは 多分 種が腐ってるからなのかな
「来た！」
そうこうしているうちに
のびあがりがここにきたようだけど
『この髪の毛浮いたよ』
「何？静電気？」
「妖怪アンテナと言ってな
鬼太郎が妖気を感じると立つんじゃ！」
『便利だねぇ』
触ろうとしたら手を掴まれ
黄色いクレーンの後ろに隠れた
そしてまた上の排水口からのびあがりがやってくる
「何か見える！あれがのびあがり！？」
『静かに』
腕にある刀を構えつつも
降りてくるのびあがりに狙いを定める
「まなちゃん アンタもだんだん妖怪を信じるようになった
だから見えるようになったんじゃ！」
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白桜姫 - 夢主の髪の色がめちゃいい (2020年1月23日 22時) (
レス) id: fb346ce4d5 (このIDを非表示/違反報告)
とりまろ。(プロフ) - 碌無者さん» うーん、作ったのがかなり前なのであまり覚えてはいませんが確か、この子は死んでいるから呪っても意味はないという意味を込めてだったかと思います。作者が曖昧ですいません… (2019年8月31日 12時) (レス) id: b5b6caadd7 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - 初めまして。何故正装が死装束なのですか？ 和服の合せは男女共通で、正面から見てカタカナの「ソ」になるのが正しい着方です。逆になると死んだ人に着せるものになりますので、不吉ですよ。作中で説明が成されていたら申し訳ありません。気になりましたもので。 (2019年8月30日 16時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - レモンさん» 閲覧ありがとうございます 誤字などは私の小説では多いので指摘してくださりありがとうございました！ (2018年10月4日 15時) (レス) id: 5241d6a6f8 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、最初から一気に途中まで読ませていただきました！！面白かったです！ (2018年10月3日 16時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もずく。 | 作成日時：2018年4月5日 20時
