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「あんたが吉川Aだろ？」
朝、コンビニで伍代の買い物を入り口で待っていると声をかけられた。
「…………違いますけど。」
誰だかわかんないけど絡まれる前にとりあえず知らないフリをして急いでその場を離れる。あとで伍代には連絡をしよう。
「嘘つくんじゃねぇよ！」
目の前の男は怒っていて、しつこくついてくる。
諦めてくれなそうだったので、こっちが足を止めた。
「人の名前聞く前に自分が名乗りなよ。どこ？市松？」
「俺は千鳥の大丸だ。」
最近市松でもよく耳に入る名前で聞き覚えがあった。
「おい、おまえなんだろ、ヒロの指折ったっていうのは。」
「………は？」
「どういうつもりなんだ？あ？女だからって何もされねぇと思ったら大間違いだからな！」
指を折ったなんて全く身に覚えもない話。
わけもわけもわからない状況で、向こうは白状しろといわんばかりにジリジリ詰めよってきた。
「意味わかんない。私そんなの知らないんだけど。てかさ、人違いでしょ。」
気づけば壁まで追い詰められる。
大丸はガンっと私のすぐ後ろの壁を殴った。
響いた音が大きくて、さすがにビビる。
殴ったときの腕がそのまま壁について私の顔の真横にあり、囲われて行く手を阻まれる。
相当キレてるようで、かなりの威圧感。
これ認めないと解放してくれないのか。
否定してるのに全く聞いてくれるそうもない。
でも事実じゃないことを認めたくないし。
どうしよう……
「………どう言ったって認めねぇってわけか。
あんた喧嘩するんだろ？そこらへんの男より強えーって聞いた。俺と勝負しろ。」
「えー……」
どういったって話を聞いてくれなさそう。
仕方ない。久々にやるか。
そう覚悟を決めたときだった。
「おい、何やってんだよ！！」
コンビニ袋をもった伍代が現れる。
慌てた様子で大丸の肩を掴み、私から引き剥がした。
「いってぇな！……てめーが伍代だな。」
「だったらなんだよ。
おい吉川大丈夫か。」
引き離すようにして、大丸から距離をとる。
「あ、うん。平気。」
「なにがあった。」
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みお(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！ (2022年6月25日 22時) (
レス) @page13 id: a084972b78 (このIDを非表示/違反報告)
みゆり - こんにちは！急なんですけどなんか最近伍代くん関連の作品キスシーン多くないですか？妄想が止まらなくて読むたびにカッコいい伍代くんに半殺しにされてるんですけど…。これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年6月18日 13時) (レス) @page4 id: 62691ac6fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優奈 | 作成日時：2022年5月9日 23時
