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「あ、島崎くん。」





伍代のバイク置き場で島崎くんと会う。

学校にあまり来てない伍代に会うため、待ち伏せすることにした。





「おう!久しぶり!」

「伍代いる?」

「いや、俺もまだみてないんだよ。」

「そっか……」





そのとき島崎くんの後ろから数人男がこっちに近づいてくる。その中心にはこないだ伍代と話していた間宮もいた。

ただならぬ雰囲気に意識をそっちに向ける。そして、間宮は急に島崎くんに殴りかかってきた。
慌てて島崎くんを突飛ばし、間一髪避けられる。反撃しようと蹴りを入れたけど簡単に避けられてしまい、空振り。




「おっと危ねぇ。噂通りあんた結構やるんだな。」





間宮とその仲間数人に気づけば私と島崎は囲まれる。





「何か用?伍代だったらいないけど。」




さっきいきなり殴りかかってきたってことはやり合うつもりなのか。

どうしよう…

島崎くんは確か喧嘩できないって聞いている。彼を守りながらこの人数相手できるかはちょっと厳しい。ましてや間宮はかなり強そうだ。




「あんたって直樹の女なんだろ?」

「違うけど。」

「そんなわけねぇだろ。直樹のこと聞き回ってたらあんたの名前がでてくるんだよ。」

「今伍代はいないからまた今度くれば?」

「いや、用があるのはあんただ。」

「………私?」

「直樹さぁ、俺の話全然聞いてくれねぇんだわ。だからあんたがうまく言ってくんねぇかなって。」

「………私は今彼に避けられてるから無理。」

「避けられてる?」

「近づくなって言われてるの。」

「………ふーん。じゃあ力ずくでも言うこと聞いてもらうしかねぇな。」

「何、女一人をこの人数でしめるわけ?」

「おい!Aさんに手出すんじゃねぇぞ!兄貴いねぇんだから俺が守る!」




島崎くんが私の前に立ち、間宮に言い放つ。




「あ?ごちゃごちゃうるせぇよ。おまえに用はねぇんだわ。」




そういうと間宮は島崎くんの顔面を殴り、その衝撃でそのまま倒れこんでしまう。




「島崎くん!!ちょっと!」

「ちょっとツラかせ。そしたらこの男はこれ以上傷つけない。」

「……わかった。」




間宮に従うのが一番安全だと思い、彼の言う通りに従うことにした。




「……だめだ、Aさん!!」

「大丈夫。」

「おまえは直樹を呼んでこい。」



隙をみて逃げようと思ったけど両腕をがっちり押さえられてしまい、逃げることは難しく、大人しく着いていくしかなかった。

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みお(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!更新楽しみにしてます! (2022年6月25日 22時) (レス) @page13 id: a084972b78 (このIDを非表示/違反報告)
みゆり - こんにちは!急なんですけどなんか最近伍代くん関連の作品キスシーン多くないですか?妄想が止まらなくて読むたびにカッコいい伍代くんに半殺しにされてるんですけど…。これからも更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2022年6月18日 13時) (レス) @page4 id: 62691ac6fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優奈 | 作成日時:2022年5月9日 23時

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