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「やっぱ伍代さんが特服の兄貴っすよね?
俺島崎っすよ!この前一緒に病院連れていった!
…あれ、Aさんもいましたよね?」
島崎くんはどうやらあの身代わりのときの伍代を勘違いしたままのようだった。
「……なんか勘違いしてねぇか?
俺は特服じゃねぇし、兄貴って呼ばれる…」
そのとき今度は島崎くんのスマホが鳴る。
「………おまえも女かよ。」
「いや、俺は残ります!」
「……ささっと釣るぞ!」
準備を始めたそのとき、一台のバイクが近づいてきた。
そして、私たちの前に止まる。
「島崎、Aと帰れ。」
「え?」
「いやでも…」
「いいから!」
いきなり声を荒げ、明らかにいつもとは違う様子の伍代に戸惑う。
「では、失礼します!!行きましょう!」
島崎くんに引っ張られ、その場を離れることに。
「島崎くん、私忘れ物したの。だから先に帰ってて。」
「いや、でも兄貴は……」
「本当、気にしないで!じゃあね!」
やっぱりさっきの伍代が気になってしまって、急いで戻り、建物の影に隠れ様子を見る。
どうやらバイクに乗ってきた男は間宮というらしく、伍代の中学のツレのようで話し込んでいた。
そのとき、また別のバイクが数台走ってきて伍代を囲むように止まる。
「で、年少から出てきて、真っ先に俺を袋にしてきたってわけか。」
「バカ言ってんじゃねぇよ。俺はおめーを迎えにきたんだよ。また一緒にやらねぇか?昔みてーにさ。」
「……二度と俺の前に顔だすんじゃねぇ。」
伍代はそう言い捨てると、その場を離れ、こっちに歩いてきた。
慌てて隠れる場所を見つけるが、隠れるところを見つけれず、あっさり伍代に見つかる。
「帰れっていったよな?」
「………ごめん。気になっちゃって。」
「はぁ………」
呆れた様子でため息をつかれた。
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みお(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!更新楽しみにしてます! (2022年6月25日 22時) (レス) @page13 id: a084972b78 (このIDを非表示/違反報告)
みゆり - こんにちは!急なんですけどなんか最近伍代くん関連の作品キスシーン多くないですか?妄想が止まらなくて読むたびにカッコいい伍代くんに半殺しにされてるんですけど…。これからも更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2022年6月18日 13時) (レス) @page4 id: 62691ac6fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優奈 | 作成日時:2022年5月9日 23時