儚い君に口付けを/雲雀/甘 ページ1
僕はいつもの場所に足を踏み入れた。
「そこ」は白い壁に独特の匂い。
君がいる「そこ」は病院。
君は外には出られないからね。
僕はある部屋の前で足を止めた。
「特別療養室」という札がぶら下がっている。
――君がいる部屋。
僕はドアを軽くノックし、部屋に入った。
「――恭弥?」
透きとった、少し高めの声。
僕の大好きな君の声。
「…当たり。」
そう言うと君は僕に微笑む。
僕もつられて微笑む。
「恭弥、また来てくれたんだ。」
「当たり前でしょ。君は僕の彼氏なんだから。来るのは当然だよ。」
僕は君に近づいて、隣に座った。
「…恭弥、ありがとう。こんな私を好きでいてくれて。大好きだよ。」
「僕も君のこと大好きだよ。でも、それ以上に…」
僕は君の耳元に近づき、そっと囁いた。
「…――――。」
「!!」
君は顔を赤くして僕を見た。
僕はそんな君に優しく口付けた。
“――でも、それ以上に…僕は君を愛してる。”
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桜音シノ(プロフ) - 銀さんのも雲雀さんのも良かったです・・・これからも頑張ってください! (2011年1月14日 12時) (レス) id: f9b80634be (このIDを非表示/違反報告)
銀星 - ぎ、銀さん・・・・・・・・ (2010年8月28日 13時) (レス) id: a0260e2d1f (このIDを非表示/違反報告)
柚子兎 - うー・・か・・せつないです(涙)あっ!申し遅れました私柚子兎と申します♪小説いいですね・・雲雀のが特に・・突然ですがリクで銀魂の神威お願いしてもいいですか?これからも頑張って下さい♪ (2010年6月24日 23時) (携帯から) (レス) id: 433fa5d351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨音