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下にスクロールして行っても一週間ごとの日付が変わるだけだ。
一番下まで辿り着いた先は、オレが初めてMCとして出演した日が記されている。
「知らなかったのか？知らなかったんだろうな。お前には絶対言わないだろうし」
「これ……Aが？」
「毎週見てたよ。お前が出てこない時は飛ばしてたし、忙しい時は倍速で見る事もあったけど」
「……そこは普通の速度で見てほしかったんだけど」
「この期に及んでよくそんな贅沢が言えるな」
呆れたような声でそう言って、ウジヒョンが椅子の上からオレを見下ろした。
また視線をテレビに戻すと、途端に何かに縋りつきたくなりソファの隅に置いてあったクッションをぎゅっと胸に抱く。
そのクッションが、いつもAがよく使っているものだと思い出すとなんだか後ろめたいような気持が襲い掛かってきて、咳ばらいをしてから丁寧に元の位置へ戻した。
「もっと言えば、オレはAがどうしてミンギュの事を労わなかったのかも分かる」
「な、なんで？」
「お前がMCじゃなくなる日を想像できなくて、きっと掛けてやる言葉を考えてなかったんだろう」
「あの……アドリブが弱いってやつ？」
「そう。しかもお前、どうせ言う前から少し落ち込んでたんだろ？」
「どうせって……まあ、そうなんだけど」
「だったら尚更、どう言って良いか分からなかったんだ。褒めるべきなのか、一緒に悲しむべきなのか……それで、迷った結果話を逸らす事にしたんだな」
ウジヒョンがそう言って、小さく頷いた。
もしかしてこの人はエスパーか何かなんだろうか。
いや、Aが本当にそう思ったのかどうかは解らないけど、とにかくこの人が言うと本当なんだと錯覚しそうになってしまう。
「ヒョン……オレって、Aから普通に好かれてたりする？」
「さあ」
「断言してほしい」
「オレはAじゃないぞ」
ウジヒョンがまた少し嫌そうな顔をして「本人に聞いて来い」とオレに飴玉を放り投げた。
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せの(プロフ) - かりふらわーさん» ありがとうございます！わ〜〜そう言ってもらえるととても嬉しいです！評価まで〜〜！！またお暇なときにでも読んでいただけると嬉しいです！ (2019年11月26日 10時) (
レス) id: c619cb401b (このIDを非表示/違反報告)
かりふらわー(プロフ) - 更新お疲れさまです！前作の男装生活からずっと読ませて頂いているのですが、セブチの小説を書かれる方の中で一番大好きです…毎回、お話が更新されて読み終える度に星の一番右を押しては「既に投票済みです(無効)」となって虚無ってます… (2019年11月22日 18時) (レス) id: 17042f9c9d (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - もさん» 遅くなってすみません！ありがとうございます！次に出す予定だったのがMonstaXが出てくる話だったので炎上の様子見したり、違うのを書いたりしてて浮上するのが遅れちゃいました！もうそろそろまた上げると思うので、その時はまた読んでいただけると嬉しいです！ (2019年11月11日 15時) (レス) id: 864812d0e0 (このIDを非表示/違反報告)
も(プロフ) - 知らせてくれるせのさんなのでどうされたのかな？と、、、、、またこの作品を読める日を楽しみにしています！応援してます^ ^ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 7e1d3bac26 (このIDを非表示/違反報告)
も(プロフ) - せのさんこんばんは！いつも作品楽しく読んでます！毎日せのさんの作品を読むために生活しているといっても過言ではないのですが、最近更新が無くて心配しています汗今まであまり更新が空いた事が無かったし、なにか事情があって更新出来ない状況だと (2019年11月5日 21時) (レス) id: 7e1d3bac26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2019年10月16日 9時
