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し、失敗した……？
冗談だと笑われるのかと思ったんだけど、むしろ怖がらせてしまったらしい。
な、なんでだ……
ようやく絞り出したらしい、落ち込んだような声で『ごめんなさい』とAが言うから、罪悪感が雪のように積もっていく。
何て言って弁解したらいいんだろう……
そんな事を考えていると一拍置いて、廊下に鍵が外れる音がした。
Aの部屋の扉が開く。
「A？……泣いてるの？」
「泣いてないです」
扉の先には、予想外に目を赤くしたAが立っていた。
じっと目に力を入れて少しだけ俯き加減なAの顔を覗きこむと、嫌そうに口を結んで言う。
「泣いてないです。ちょっとあくびをしてただけで」
「そ、そっか」
「何しに来たんですか。叱りに来たんですか？」
「ううん」
「……じゃあ帰ってください」
「どうして泣いてたの？」
「子供はもう寝る時間ですよ」
「Aは一人でずっと泣いてたの？クプスヒョンとああなってから？」
そう聞くとAがひゅっと喉を鳴らして息を飲み込んだ。
その途端に、降りていた瞼の下に涙が溜まっていくのが見える。
まずいまずい、やりすぎた。
どうしていつもオレはA相手だと空回りしてしまうんだ。
ウォヌはオレが適任なんて言ったけど、絶対にウォヌの方がマシなはず。
もっと言うと、何も言わずに泣き場所を作ってくれるジュニの方が一億倍マシだ。
「ご、ごめん……」
そう言った瞬間、廊下にエレベーターが到着する音が響く。
視線を向けようと顔を動かすと、Aがオレの手を引っ張って玄関の中に入れ、ドアの鍵を掛けた。
「ごめんなさい」
なぜかAがオレに謝るけど、Aはオレに謝るような事をしたんだろうか。
知らない間に迷惑を掛けられたのかと思うけど、どれだけ考えても身に覚えがなさすぎる。
そう広くはない玄関の中で向かい合いながら、落ちていたAの手を拾い上げて尋ねた。
「何があったの？」
「言えません、私には守秘義務があるので」
「ってことは仕事に関係してる？」
「……」
「それでクプスヒョンと喧嘩したの？」
「……してません」
「うん、オレもそう思ってる」
Aが不思議そうな顔をして顔を上げると、とうとうその瞳から涙が零れた。
本人は不本意だったようで、空いた方の手でごしごしと涙を拭う。
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せの(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます！昨日ですよね。交通機関が所々麻痺してたのでちゃんと会場に向かえてたらいいんですが……お恵みが欲しいのでプレディス神社にポイを貼りつけようと思います (2019年10月14日 9時) (
レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 作者様のファンです。コンサートは外れてしまいましたが、握手会に行きます。作者様の分までメンバーを見てきます。作者様にもセブチからのお恵みがありますよう祈ります。 (2019年10月11日 22時) (レス) id: 4373b2733c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - konusasanさん» 私も公演中止決定してからツイッター見れなかったです(見た)ありがとうございます、払い戻された金で宝くじ当てて私達も一緒にワルツ回りましょうね…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ゆかりさん» 思い起こせば赤髪のウーさんに「ミンギュｗｗｗ」って言ってる頃が一番楽しかったですよね。ありがとうございます、わたしたち強く生きましょう…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
konusasan(プロフ) - はじめまして、作者様の大ファンです。私も12日を楽しみに生きてきて、今日ショックで何も手につきませんでした。どうか、作者様に素敵な出来事が沢山起こることを祈っております。辛いことには変わりませんが作者様の心が少しでも軽くなれば幸いです。 (2019年10月10日 2時) (レス) id: 2d5dcafa21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2019年9月30日 10時
