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「ただ、Aはずっと泣いてた」
「まあ……それもそうか」
「でもAは誰にも何も言わなかったんだよ。その話に文句の一つも付けないし、怒りもしないし、むしろ悲しんですら無いように見えて」
「……は？だって、悲しくて泣いたんじゃ、」
「何の表情も無かったんだよ」
「え？」
「顔色一つ変えずに、涙だけが止まらなかったらしくて。オレはAのあんな泣き顔なんて見るの初めてで、どうしてやったらよかったのか」
「ヒョン……」
「誰なら救えたんだろうなぁ」
そう言ってヒョンが痛々しく顔を歪ませた。
オレ達に出来る事なんてほんの少ない事だけだ。
ヒョンが救いたかったのはAの話だけじゃない。
長い間この会社に所属しているクプスヒョンには、オレ達の知らない苦労なんて抱えきれないほど伸し掛かっているはずだ。
「ソクミナ」
ヒョンがオレの名前を呼ぶ。
どうしてかは分からないけどその声が、まるで自分に助けを求めているようにも聞こえた。
オレに出来ることなんてほとんどない。
けれど、一つだけ、もしかしたら一つだけあるのかもしれない。
「クプスヒョン、大丈夫だよ」
「ソクミナ、」
「きっと全部うまくいくから」
「……だと、いいな」
「オレはAのところに行ってくるから、ヒョンは少し寝たほうが良いと思う」
「ああ、」
「正直ここ最近ずっとあんまり顔色良くないし……Aも心配だけど、オレはクプスヒョンだって心配なんだよ」
「……悪い」
「ううん、オレが帰ってきたらご飯食べに行こうね」
「お前の奢りだぞ」
「もちろん」
「冗談だよ、さっさと行ってやってくれ」
ヒョンが「多分まだ泣いてるだろうから」と、無理やり笑顔を作って言った。
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せの(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます！昨日ですよね。交通機関が所々麻痺してたのでちゃんと会場に向かえてたらいいんですが……お恵みが欲しいのでプレディス神社にポイを貼りつけようと思います (2019年10月14日 9時) (
レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 作者様のファンです。コンサートは外れてしまいましたが、握手会に行きます。作者様の分までメンバーを見てきます。作者様にもセブチからのお恵みがありますよう祈ります。 (2019年10月11日 22時) (レス) id: 4373b2733c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - konusasanさん» 私も公演中止決定してからツイッター見れなかったです(見た)ありがとうございます、払い戻された金で宝くじ当てて私達も一緒にワルツ回りましょうね…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ゆかりさん» 思い起こせば赤髪のウーさんに「ミンギュｗｗｗ」って言ってる頃が一番楽しかったですよね。ありがとうございます、わたしたち強く生きましょう…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
konusasan(プロフ) - はじめまして、作者様の大ファンです。私も12日を楽しみに生きてきて、今日ショックで何も手につきませんでした。どうか、作者様に素敵な出来事が沢山起こることを祈っております。辛いことには変わりませんが作者様の心が少しでも軽くなれば幸いです。 (2019年10月10日 2時) (レス) id: 2d5dcafa21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2019年9月30日 10時
