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「ねえ、A」
話は変わるけど、私は後ろに着いて回ったミンギュという友人が嫌いではない。
むしろ好きな位置に入る。
もちろん恋愛的な感情ではなく、メンバーの一員として。
顔も良ければスタイルも良く、人懐っこくて、愛嬌があって、尽くしたがりだから他のメンバーに振り回されることの多いミンギュとは、同い年なだけあって一緒にいることも多い。
ミョンホみたいに抜群にダンスが出来るわけでもないし、ソクミナみたいに歌唱力が高いわけでもないけれど、人を惹きつける魅力は誰よりも抜きんでているように思う。
「ねえ、Aって」
「……なに？」
「さっきの収録の話さあ、」
ミンギュが後ろから話しかけてくるときの内容はほとんど期待してない。
だって真面目な話は向かい合ってするし、世間話は横に並んでする。
ミンギュが後ろにいる時は、そのまま私が前を歩く時だ。
いつだったか、ハニちゃんが私に「ミンギュは頭の高い位置で跳ねるAのポニーテールが好きなんだって」と言った事がある。
正直なところ、そうだとは思わない。
男の人は揺れて動くものが好きだと言うんだから、それは私じゃなくても良いはずだ。
「なに？」
「Aがもしガールズグループにいたらって、司会者の人が言ってたじゃん」
「うん」
「うちのグループだと、Aの衣装は可愛いより綺麗な方が多いでしょ？カチッとしてるって言うか……」
「そうだね」
「Aもふわふわの衣装来たいと思ったことある？」
「どうかな」
「そういうのも似合うと思うんだけど」
ミンギュの頭の中にはいったいどんな映像が流れているんだろう。
何を言われても立ち止まる事なく、控え室に向かって歩を進める。
廊下で何やら談笑するハニヒョンとソクミナを通り過ぎると、私達に手を振ってきた。
それに答える余裕はなくて目を逸らす。
後で謝っておかないと。
「憧れる時とかってある？」
「ないよ」
「本当に？少しも？」
「うん」
「女の子ばっかりのとこだったらともかく、オレ達と一緒じゃ恋愛も出来ないのに？これもさっき言われてたじゃん」
「する気もないから」
「……本当に好きな人とかいないの？」
「いない」
「え〜、それは絶対ないでしょ」
「本当だよ」
「Aは出会ったときから綺麗だったし、普通の女の子だったらたくさん恋してきたんだろうにね」
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せの(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます！昨日ですよね。交通機関が所々麻痺してたのでちゃんと会場に向かえてたらいいんですが……お恵みが欲しいのでプレディス神社にポイを貼りつけようと思います (2019年10月14日 9時) (
レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 作者様のファンです。コンサートは外れてしまいましたが、握手会に行きます。作者様の分までメンバーを見てきます。作者様にもセブチからのお恵みがありますよう祈ります。 (2019年10月11日 22時) (レス) id: 4373b2733c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - konusasanさん» 私も公演中止決定してからツイッター見れなかったです(見た)ありがとうございます、払い戻された金で宝くじ当てて私達も一緒にワルツ回りましょうね…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ゆかりさん» 思い起こせば赤髪のウーさんに「ミンギュｗｗｗ」って言ってる頃が一番楽しかったですよね。ありがとうございます、わたしたち強く生きましょう…… (2019年10月10日 8時) (レス) id: dc29b0018c (このIDを非表示/違反報告)
konusasan(プロフ) - はじめまして、作者様の大ファンです。私も12日を楽しみに生きてきて、今日ショックで何も手につきませんでした。どうか、作者様に素敵な出来事が沢山起こることを祈っております。辛いことには変わりませんが作者様の心が少しでも軽くなれば幸いです。 (2019年10月10日 2時) (レス) id: 2d5dcafa21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2019年9月30日 10時
