VERY NICEよもやま ページ6
ディノ視点
「私はマンセの時だけって言ったはずなんですけど！！！」
その声と同時に、勢いよく控室の扉が開く。
ウジヒョンとミョンホヒョンがそれぞれ顔を上げた。
ソファで気持ちよさそうに仮眠を取っていたクプスヒョンが「わっ！」と驚いたように背中を起こす。
それを発見したヌナが、ヒョンに向かって飛び出していった。
クプスヒョンはヌナによって肩をガタガタと肩を揺さぶられ「あ〜」と威厳の無い声を上げる。
__「どういうことですか、ヒョン！」
SC「ん〜……」
WZ「何がだよ」
__「なんで私がまたMVでメンバーの相手役をしないといけないんです！」
MH「嫌だったの？」
__「嫌だった！」
揺さぶられているクプスヒョンが「落ち着け、落ち着け」と言葉を繰り返してヌナの手を止める。
場は一旦収束したように見えるけど、実際はそうでも無い。
ソファに座りなおしたクプスヒョンへ、Aヌナが前から顔を覗き込んで口を開いた。
__「マンセの時、監督たちに私を売ったのはスンチョリヒョンだってこと知ってるんですよ」
SC「……バレてたのか」
__「ハニヒョンから聞きました」
SC「ああ……ジョンハナ……」
MH「結果的に好評だったんだし良いじゃん」
WZ「何が嫌なんだよ」
__「恥ずかしいじゃないですか……恥ずかしくないんですか？」
WZ「オレは恥ずかしいものを世に出さない」
__「そう言い切られると困ります」
DN「……まあ、ヌナの気持ちが解らない事もありません」
要は照れているんだ。
事実、ヌナは未だにあのMVを直視出来ないと言う。
あれだけ全速力で自分に向かっている好意100％を、架空だとしても受け止められないのだろう。
気まずさをどう処理していいのかわからないみたい。可哀想に。
ちなみにミニョニヒョンは「百回見たよ」なんて言って、楽しそうにアハハと快活そうに笑っていた。
ヌナには残念なお知らせだけど、今回のMVもまったく同じ類いだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 867人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：せの
| 作成日時：2019年8月22日 10時
