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WZ「ヒョン達いっつもうるせーのに」
KH「オレもミニョギもそれが目的じゃないし」
MH「そうそう」
__「……先輩方、そろそろ席に戻った方が良いんじゃないですか？」
KH「さっきカメラ監督の人に聞いたけど、お前らがステージ出てる時オレ達のリアクション取るって」
HS「じゃあヒョン達なんでこんな所にいるの？もう時間無いけど……」
KH「今から全速力で戻るんだよ」
MH「ねえねえ、A」
ミニョクさんがそう言った瞬間に、ホシヒョンが私を売るように二人の前に押し出した。
周りは誰も助けてくれない。
というか、みんな各々忙しくてこちらに気を留めれないのだ。
どうにか少し先の方でこちらを見ていたジュニヒョンへ救助要請の視線を向けると、親指を立てられ見捨てられてしまう。
MH「そう警戒すんなよ〜、悪い話じゃないって」
__「……なんですか」
KH「地上波でオレ達に絡まれるのと、今度オレとミニョガでやるＶライブにコメント残すの、どっちがいい？」
__「どっちも嫌です。結局悪い話じゃないですか」
KH「今月と来月は忙しいし、年が明けてからだな。ライブの内容は料理したものを食う」
HS「ヒョン、ご飯作るの上手だもんね」
KH「そうなんだよ」
MH「で、どっちにするの？」
KH「まっ、コメント来なかったらカメラの前でAを構えば良いだけの話だしな！」
__「やめてください！」
MH「A、オレは楽しみにしてるから！」
そう言い捨てて、二人がゲラゲラと笑い合いながら背中を向けた。
「お前どっちに賭ける？」「Aはコメントしなさそう」「じゃあオレはする方に賭けるか」と二人で楽しそうに話す後ろ姿を呆然と眺めていると、ウジヒョンが慰める様に私の肩を軽く叩いた。
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作者名：せの
| 作成日時：2019年8月22日 10時
