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◆ 出会い ページ5
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好きなタイプは。年上年下派。イヌネコ派。仕事上、恋愛に関することもたくさん聞かれてきたわけやしなんとなく答えづらくてにごしたこともあるけれどこんなにも。
「 ほんま、自分でもびっくりやわ 」
『 ん?どした 』
Aと出会ったのはある真冬の日やった。全国ツアーの最終リハが終わり興奮していたのか、車で送ってもらう気分にもならず夜中やし、と電車に乗って帰ったときのこと。
時間にして12時になるかならないかというところ。運動部だろうか。大きなボストンバッグにファイルに挟んだプリントを抱えて黒縁のメガネ。単語帳とにらめっこしながらうとうとしかけていた。
あぁ、受験生か。そう思うのに時間はさほど掛からなかった。それがはじめての出会い。まさか中学生だとはかけらも思わなかったんやけど。
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作者名:眠 | 作成日時:2019年7月1日 9時