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「太輔…」



電話してから20分くらい経った頃、
渉が到着し、先程の出来事を話した




「………もういいんだよ。遅かったんだ」


「……」


「Aから玉との話聞いてる時さ、
正直言ってめちゃくちゃ期待してたんだよ」






「俺のとこに戻ってくるかもって…馬鹿だな」


「……」




渉は何も言わず、ただ話を聞いている。
だから俺は独り言の様に話している。




「…俺にはAを…「太輔」



幸せにする資格なんて無かったんだな…
そう口にしようとした時、、



それまで黙っていた渉が急に俺を呼んだ


そして…





「太輔もAも悪くない。2人の想いは本物。
…ただ、玉の方が想いが強かった」


「……」


「辛い時や悲しい時、傍にいて支えたのは
太輔じゃなく玉だった。そして付き合った。」




2人が付き合う事になったって報告された時は
ああ、終わった。って絶望したっけ。



素直に喜べなかったし、祝福出来なかった。

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作者名:ぷぅがや | 作成日時:2021年10月23日 11時

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