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敷海side
そう、思っていたのに。
牛島「敷海Aは居るだろうか？」
……どうやら１年４組にやって来た牛島先輩は
正真正銘、俺を探しているらしい。
五色「！？おまっ、どういう関係だよッッ」
慌てながら小声で話しかけてくる五色を
片手で制しながら、ゆっくり牛島先輩の方に向かった。
『……何の御用でしょうか。牛島先輩』
牛島「コレをお前に渡しに来た。」
そう言われ牛島先輩に渡されたものを見れば俺の学生証が。
慌てて、ブレザーの内ポケットを確認するが
入っている筈の学生証がない事から、
俺が落とした事に間違いはないだろう。
『……わざわざありがとうございます』
牛島「いや、礼には及ばない。」
震える指先を、グッともう片方の手で押さえて
早くどっか行ってくれと切に願う。
俯いていた俺の頭に何かが触れた。
驚いて顔を上げれば、
あの牛島先輩が俺の頭を撫でているではないか。
『ッッ！？』
牛島「…綺麗な黒髪だな。触り心地が良い」
『…！！！』
_______「綺麗な黒髪…俺、Aの髪好きだ。」_______
『ッははっ、そりゃどうも。ありがとうございます』
それでは、次、移動教室なんで
それだけ言って最後は牛島先輩の顔を見ずに
教室内に戻った。
ドクン、ドクンと心臓が強く脈を打つのを感じる。
五色「おいA！牛島さんとはどういう_______」
『五色、抱きしめて』
五色「はぁ！？何言って！！」
それに皆、見てるし！！、と渋る五色。
『…イイから、お願い…早く』
…泣き、そうだ。
縋りたい、誰でも良いから。
『お願い、五色』
___今だけ利用させて。
五色「ッあ〜〜分かった！！ン！！」
バッと手を広げた五色の背中に
恐る恐る手を回した。
じわりと伝わって来た体温に、
涙が一粒溢れた。
『と、びお……』
……お前は、どんなに俺が頑張って忘れようとしても
忘れさせてなんてくれないんだな。
お前の顔も、身体も、声も、言ってくれた言葉さえも
俺に纏わり付いて離れてくれやしない。
なぁ、飛雄。答えてくれよ。
俺は、少しでもお前の役に立てたか？
俺は、少しでもお前が前へ進むキッカケになれたか？
お前が答えてくれなきゃ、
俺は一生、前に進めねぇよ。
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ゆき - まっっっ………て！！！いいところ！いいところで！！！！んんんんん！！！！(悶え)更新のご予定はございませんか？！？！ (2022年12月17日 17時) (
レス) @page42 id: b0d8276e48 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 下と下の方と同じくいいところ！！更新、楽しみにゆっくり待ってます！ (2021年7月27日 22時) (レス) id: e247cabc05 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 下の方と同じくいいところで！！！！！！！！めちゃくちゃ続きが気になります！更新を楽しみにのんびり待ってます！ (2021年7月25日 10時) (レス) id: e283fb9d1f (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - いいところで！！！！！！！この作品大好きです！！なので途中で更新が終わってしまっているのが悲しいです。。。これ以上先は書かれないのでしょうか？？続き楽しみに待っております。 (2021年7月17日 1時) (レス) id: 97a2ee4c1f (このIDを非表示/違反報告)
奏凪(プロフ) - このお話めちゃくちゃ好きです！！更新待ってます！応援してます！！ (2020年12月23日 3時) (レス) id: 78e0e98149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高崎 | 作成日時：2018年4月1日 23時
