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君の為ならば ページ42

「初めまして、すみません、よろしくお願いします。」

「初めまして!ささ、乗って乗って。」



杉谷さんの提案を聞いた時、そんなことをしていいのかなと思ったのだが心配で居ても立っても居られなくてすぐに了承してしまった。

後で翔平に怒られることになってもいいから…という思いで新幹線に乗ったのがつい数時間前。



杉谷さんの提案と言うのはこっちに来て翔平と会ってやってくれないかというものだった。

これまでにも怪我をすることはあったものの今回の翔平の様子は初めて見るくらい落ち込んでいて、誰も声をかけられない状況だった。



それで藁にもすがる思いだったんだけどいいかな?と杉谷さんは言ってくれて…。




そして寮の周りから記者やファンの人がいなくなる夜。
私は杉谷さんの運転する車で寮へと向かっていた。

寮の駐車場に着くと丁度外からは見えないような場所があった。
そこで杉谷さんと立って待っていた。



電話を出た時に周りにいた他数人の人たちがどうにか翔平を連れてきてくれるようだった。





不安と心配で1人ソワソワして待っていると少しずつ近づいてくる話し声。
薄らと暗闇に見えてきたのは松葉杖をついた翔平だった。

いつも楽しそうにニコニコと笑って、いつでも前を見据えている翔平。
今は笑顔もなく、下を向いて隣で歩いている先輩の問い掛けに応えていた。

大丈夫→←よく話を聞いていた先輩



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みねるば(プロフ) - きまさん» 初めまして!いつも読んで頂きありがとうございます!素敵なコメント本当に嬉しいです…! (2023年4月12日 23時) (レス) id: 70cdba34fe (このIDを非表示/違反報告)
きま(プロフ) - はじめまして!いつも楽しみに読んでいます!みねるばさんの書くお話が大好きです!これからも応援しています♡ (2023年4月12日 23時) (レス) @page37 id: f0d962c024 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みねるば | 作成日時:2023年4月2日 16時

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