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no side
『よし……！』
Aは手を洗って夕飯の用意を始める。
続々と他校のマネージャーも集結してきた。
ちなみに担当は森然、生川、梟谷、音駒である。
烏野は遠くから来たため初日は休み。
「Aちゃん遅れてごめんね。」
『真子さん！大丈夫ですよ。
私も来たばかりですから！』
「Aちゃーん！
えっ！これ１人で用意してくれたの！？ごめん！」
『わ、英里さん！
いえいえ、まだ下準備しかしてませんよ！』
初日は和食メインのため、
Aは片っ端から野菜を切っていた。
「今日は肉じゃがだっけ〜？」
「そう。雪絵、つまみ食いしちゃダメだからね？」
「それはどうかなぁ〜」
ケラケラと笑う白福。
それからハッとした様にAを見た。
「そう言えばあの子は？」
『実は……』
──────
((あ、姫野さんそろそろ夕飯の準備が……))
(今音駒の皆さんが練習してるんですよ！？
終わったら行きます！！)
((いやでも、優先順位は……))
(先に行ってて下さい！！)
(())
──────
『……なんて事がありまして。』
「えぇ……」
『もし選手達が怪我とかしたら大変ですし、
まぁ……居ても良いかな、と思いまして。』
「……そう、ね。うん。
じゃあとりあえず作り始めちゃおっか。」
しっかりしている雀田や大滝ですら
乾いた笑みを浮かべるしか無かった。
それから数十分。
料理は仕上げの段階に入った頃だった。
「遅れてごめんなさぁい。」
ばん、と扉を乱暴に開けて入って来た姫野。
謝ってはいるが悪びれる様子は全く無い。
「姫野さん、選手の傍に居るのは大事だけど
マネの仕事も大事だから時間は守ってね。」
「……はぁい。」
味噌汁を盛り付けているAの横に立つ姫野。
Aは不思議そうに首を傾げた。
『……？』
「これ、先輩が作ったんですか？」
『え？まぁ……そうだけど、』
「…………」
姫野はお盆を持ってくると汁椀を次々と乗せていく。
Aは手伝ってくれるのか、と内心感動していると
姫野はAをチラリと盗み見る。
「……私が持ってきますよ。」
『本当？ありがとう。』
「いえ。」
烏野マネ達が選手を食堂に集め
配膳はマネージャー皆で行う。
A達が盛り付けをしている隙に、
姫野はお盆を持って調理場を出た。
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沙羅(プロフ) - ★さん» コメント、ご意見ありがとうございます。典型的な悪女を出して対立させたかったので登場させました。そう思われないよう、今後は気を付けて書いていきたいと思います。参考になるご意見をありがとうございました。 (2021年7月7日 1時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 姫野？ってキャラいる？いなくても話成り立つしむしろいることによって今までの面白さが無くなって残念です。 (2021年7月6日 22時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ひにゃ。さん» コメントありがとうございます！皆様の応援のおかげで書いてくることが出来ました…！！本当にありがとうございます！入試、頑張ってきます！！ (2020年9月3日 7時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃ。(プロフ) - 続編おめでとうございます…！受験生にもかかわらず、更新して下さった主様は神です…！入試頑張ってください…！東京から応援しています…！主様が志望校に受かりますように…！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: b37bb85b42 (このIDを非表示/違反報告)
善(プロフ) - 何となく方言わかった。だらー。 (2020年8月31日 23時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2020年8月10日 21時
