幼馴染は頑張る【ハイキュー!!】【音駒】

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貴女side




〔で、ではもし、もしもですけど……
素早い攻撃をしたくなったらどうしますか？〕





仁花ちゃん必死で可愛い。

別に音駒の人達にバラさないから

素直に言ってもいいのよ？←





『そうだなぁ……
ちょっと難しいんだけどボールを落とすかな。』


〔お、落とす！？〕


『スパイカーの打点でボールの勢いを殺すの。
擬音で言うなら「ヒュウカクン」みたいな。』←


〔ヒュウカクン……〕





我ながら語彙力どこいった。

ヒュウカクンって何やねん。





『でもこれはある程度の信頼関係ないと無理かも。
ここだ！って意思疎通が出来れば良いんだけど…


……まあスパイカーの技術力にかかってると思う。
滞空時間が長く取れて空中で動ける人なら……
ボールを"見て"、合わせて"動ける"人が理想。


でもスパイカーだけじゃなくてセッターも大事。
……あ、「ファースト・テンポ」が出来る人かな？』



〔ファーストテンポ……？〕





あ、仁花ちゃんは初心者なんだっけ。

ううん、説明難しい……！！←





『例えるなら日向君が先に動いてて……
それに影山君がセットを合わせる感じかな？

うーん……分かんなくなってきた。』←





水瀬、不甲斐なし！！！←





〔今の日向と影山君の速攻は
ファーストテンポじゃないんですか？〕



『アレは「マイナス・テンポ」なんじゃないかな…
普通じゃないけど。アレ人外の動きだもん。』←



〔そ、そうなんですね……！
A先輩、色々とありがとうございます！！
不躾に聞いてしまいすみませんでした！！〕



『良いよ良いよ〜
さっそく仁花ちゃんと話せて嬉しかったし！』



〔わ、私もA先輩と話せて嬉しかったです！！
ｱｰｯﾏﾈｰｼﾞｬｰﾉ!!ﾔﾁｻﾝﾀﾞｯﾀﾖﾅ!!((ギョエァ！？〕





凄い悲鳴だなおい。

てかその男は誰だね？？

仁花ちゃんに手ぇ出したらぶっ飛ばすぞ？？←





〔あっ、え……？知ってます……
今その水瀬A先輩ですけど……えっ、はい、
あの、A先輩！烏養コーチに代わりますね！〕


『あ、はい。』





ごめんなさい烏養コーチ。

ぶっ飛ばすとか凄い失礼なこと考えてた。





〔急にすまんな水瀬！〕


『いえいえ。どうしました？』


〔水瀬はＷＳだったよな？
スパイク、目開けてるよな？〕


『え、そりゃ開けてましたけど……』


〔だよなあ……〕





おいおいおいおい。

どうしたんだ烏養コーチ。

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