幼馴染は頑張る【ハイキュー!!】【音駒】

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貴女side





『人待ちでーす。
１人じゃないし暇じゃないでーす。』




極力目を合わせないように話す。

こういう面倒な輩は多いんですよ。





東京だからってね、

こんな郊外でもイキってる奴はいるんですよ。←





「え〜？でも今１人じゃ〜ん」


『人が来るのでごめんなさーい。』


「じゃあその人来るまで遊ぼうぜ〜」


『今ゲームやってるんで無理でーす。』





ほら某指でクルクルするパズルゲームだよ。

何か手持ちのキャラが攻撃するやつ。

研磨これ強いんだよね。





「目見て話さないとか失礼でしょ(笑)」


「ほら、こっち向けって。」


「おい無視すんなよ。」





あれ、怒？？やばみ？？え、怖www←





『……ちょっと、触んないで下さい。
本当に人を待ってるんです。警察呼びますよ。』


「女の子がさ、人待ってるとはいえ１人って
不用心にも程があるよね？？」


「こういう目に遭うのも覚悟するべきでしょ、」


「大人しくすれば痛くないから、」





ガッ、と掴まれた左手。

別の男には顔を掴まれる。すでに痛いて。





あーあ……これ何かあったら

直井コーチとか烏養コーチとか責任問題じゃん。





音駒も烏野も頑張ってるのに

私１人のせいで部停とかなったら申し訳ないわ。





でもさあ……正当防衛だよね。

私、悪くないよね。





ちょっと怖いけど、

責任を、取るなら私１人で十分だ。





スマホをポケットにしまう。

ちなみにスマホのボイレコはずっと前に起動済み。←





「お、言うこと聞く気になった？」


「んじゃこっちに──────」





素早く身を低くして１人目の男の膝を蹴る。

頭が下がったところで肘をこめかみに打ち込む。





「ｶﾊｯ…………」


「て、てめえ！！」




１人ダウン。

もう１人は顔を真っ赤にさせて突っ込んでくる。

これはみぞおちで良いかな。





「ｺﾞﾌｯ……」





自分の勢いで自滅。

うずくまったのでしばらくは動けない。





「ｯ……な、なめやがって……！！」


『……私、痛いのは嫌いです。』





右手の拳を見せれば

ヒュ、と息を吸う音がして男は逃げ出す。





サッとボイレコを切って肩の力を抜く。





えー！！怖かった！！！←

ヤダよもう！！膝震えてきた！！！





おばあちゃんありがとう！！

護身術を教えてくれてありがとう！！！←





動かない２人の男から離れて

直井コーチ達を待つことにした。

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