No.１６４ ページ33
貴女side
……とりあえず買いたい物は買えたかな。
買い物袋を持って最初の所に向かう。
誰も居ないと思ったら
出久と黒い服の男が座っていた。
………首に、手を回してる？
そう思って見守っていたら
急に出久が苦しみだした。
指が首にめり込んでる。
よく見れば男はとむらじゃないか。
そう思った瞬間には
もう私は
「A……！」
『出久から手を放して』
「Aちゃ、…危な……！」
『弔』
「今は殺したりしないって」
必死に私を弔から遠ざけようとする出久を放って
力強く弔の目を覗き込む。
「デクくん、Aちゃん？」
「「『！』」」
「どしたん……？
その人、お友達…じゃない…よね…？」
タイミングが良いのか悪いのか
お茶子が来てしまった。
「手 放して？」
「なっ何でもないよ！大丈夫！だから！
来ちゃ駄目…」
目の前の弔がスっと反対の手をポッケからだす。
「連れがいたのか ごめんごめん」
『……』
「待て…死柄木…！！」
むせる出久がやっとの事で弔を呼び止める。
「「オール・フォー・ワン」は何が目的なんだ」
「え？死柄木…って…」
弔は背を向けたまま答える。
「………知らないな。それより気を付けとけな。
次会う時は殺すと決めた時だろうから。
……Aも、待ってるからな」
待ってる……ってまだ私を敵連合に呼ぶつもりか。
……面倒なことになった。
弔は見つけてしまったんだ。
"信念"というものを。
明確なモノがあることで
きっと弔は行動を起こすだろう。
.
その後はお茶子が警察に通報し
ショッピングモールは一時的に閉鎖された。
出久は警察で事情聴取を受け
私も弔の人相なんかを伝える。
今後、何も起こらないといいけど。
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ruroru - 始まりがすでにおもろい好きです←唐突な告白 (2020年11月24日 17時) (
レス) id: c6275a7ae2 (このIDを非表示/違反報告)
エリィ - きぇぇ可愛っきえええぇ (2020年1月5日 10時) (レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 十華さん» コメントありがとうございます！相澤先生推し仲間がいて嬉しみの極みでございます…！精一杯、書かせて頂きますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします！！ (2019年12月6日 7時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
十華 - 初コメです。１時間足らずで読み終わりました………！すごく面白かったです。相澤先生推しなので最高です。お忙しいと思いますが更新頑張ってください！！ (2019年12月4日 2時) (レス) id: ce818eaa7d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - Aさん» コメントありがとうございます！本当ですか……！？嬉しいです！！頑張りますね！！続編出る予定なので是非！そちらの方もよろしくお願いします！！ (2019年12月2日 17時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年8月27日 18時
