No.９６ ページ10
no side
「A、作って貰ってきた」
『……大きくない？』
「間違えた、と言っていた」
轟の手にはだいぶ大きい体操服。
Aは礼を言って受け取る。
『間違えたなら仕方ないか……』
Aは燃えた体操服を脱ぎ出す。
「お、おい！」
『ん？』
「着替えるなら言え、むこう向くから」
『……？あぁ……お見苦しいものを……ごめん』
轟は何か違う、と呟きながら後ろを向く。
『着替えたよ』
「……………おぉ」
振り向いた轟が見たのは
萌え袖に体操服にズボンが隠れた姿のA。
ズボンも燃えて短くなっていた。
「…………行くか」
『うん』
.
二人が表彰台にのぼる。
「それではこれより！！表彰式に移ります！！」
ミッドナイトの進行により式は進められていく。
「ん"ん"〜〜〜〜！！」
「締まんねー１位だな」
『……勝己、落ち着いて』
爆豪は全身拘束されて暴れている。
轟を睨んでいた。
「メダル授与よ！！
今年メダルを贈呈するのはもちろんこの人！！」
「私がメダルを持ってk「我らがヒーロー
オールマイトォ！！」」
素晴らしくかぶったミッドナイトとオールマイト。
「不知火少女おめでとう！
宣言通り"個性"の最大限を生かしていたな！」
『ありがとうございます』
Aはかけられた銅メダルを見て
少しだけ悲しそうな表情をする。
「悔しいかい？」
『……メダルを見たら悔しくなりました』
「そうかい……でもそれはとても良い事だ。
君の場合は"個性"のスタミナをつけるように
頑張ってみてくれ！」
『はい……！』
オールマイトは腕を広げる。
Aはオールマイトの胸に飛び込んだ。
相澤の視線がオールマイトに
突き刺さっていたのをAは知らない。
「あ……き、期待してるよ！！」
『……？はい』
オールマイトは冷や汗ダラダラで
２位である轟の方へ移動していく。
Aは不思議そうに見ていたが
銅メダルに視線を移しギュッと手を握った。
.
.
「(ワザと大きく作って正解でしたわ)」←
「(ありがとう八百万さん！！)」←
目を輝かす八百万に
Ａ組の生徒はグッドサインを出す。
.
「「「(萌え袖が尊い)」」」←←
スタジアム中の意思が疎通した。←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 952人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
沙羅(プロフ) - 紅羽さん» 私も、もっと分かりやすく書けるよう精進します！！未熟な私ですが、どうか今後もよろしくお願いします！ (2019年9月8日 15時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - 沙羅さん» なるほど！そういえば言っていたのを思い出しました！私も勘違いしてしまって申し訳ありませんでしたm(__)m (2019年9月8日 11時) (レス) id: de0e7143c3 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 紅羽さん» ご指摘ありがとうございます。分かりづらくて申し訳ございません……「クリエイティヴ」は他の生徒の声でして、八百万さんの発表へのコメントなんです…原作の方にそう書いてありましたので、そのまま引用させて頂きました。誤解させてしまい申し訳ありませんでした (2019年9月8日 11時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - 115話の八百万のヒーロー名ですが、「クリエイティヴ」ではなく「クリエティ」ですよ！ (2019年9月8日 9時) (レス) id: de0e7143c3 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 碧泉さん» コメントありがとうございます！続編でも楽しんで貰えるように頑張ります！！今後もよろしくお願いしますー！！ (2019年8月27日 17時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：沙羅
| 作成日時：2019年8月13日 17時
